2.10.2 MQCサーバ機能の環境設定
MQCサーバ機能の環境設定について説明します。
(1) MQCサーバ機能の定義
ユーザは,MQCサーバ機能の定義について,OSのテキストエディタを使用して作成および更新する必要があります。MQCサーバ機能の定義および定義ファイル名を次に示します。詳細については,「4. 準備作業」を参照してください。
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MQCサービス定義
$DCCONFPATH/mqc
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MQCゲートウェイサーバユーザサービス定義
$DCCONFPATH/MQCゲートウェイサーバ名
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MQAサービス定義
$DCCONFPATH/mqa
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トランザクションサービス定義
$DCCONFPATH/trn
(2) MQCゲートウェイサーバの作成
MQCゲートウェイサーバは,OpenTP1システムのユーザサーバです。
mqcmkgwpコマンドを実行して,実行形式プログラムmqcgwpとMQCゲートウェイサーバユーザサービス定義ファイルmqcgwpを作成してください。
mqcmkgwpコマンド実行時には,次の定義ファイルが必要です。詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。
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$DCCONFPATH/betranrc
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$DCCONFPATH/trn
なお,作成したmqcgwpは,次に示すディレクトリに配置されます。
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$DCDIR/aplib:実行形式プログラム
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$DCDIR/conf :MQCゲートウェイサーバユーザサービス定義ファイル
mqcmkgwpコマンドの延長でOpenTP1にRM登録をしています。したがって,dcsetup(-dのy応答)※コマンドを実行し直した場合は,再度mqcmkgwpコマンドも実行する必要があります。
- 注※
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Windows版については,インストーラでアンインストール後,再インストールをした場合となります。
(3) MQCゲートウェイサーバの環境設定での注意事項
MQCゲートウェイサーバの環境を設定する上での注意事項について説明します。
(a) MQCサーバ機能が動作するOpenTP1のトランザクションサービス定義
$DCCONFPATH/trnに次の設定が行われている場合,MQCゲートウェイサーバが異常終了(アボートコード:Mqcgw03)します。
- トランザクションサービス定義
set trn_rm_open_close_scope=transaction
このため,MQCゲートウェイサービス定義に次の定義を追加してください。
- MQCゲートウェイサービス定義
set trn_rm_open_close_scope=process
(b) MQCゲートウェイサーバのユーザサービス定義
MQCゲートウェイサーバのユーザサービス定義は,OpenTP1のユーザサービスデフォルト定義のデフォルト値で動作するように設定してください。