分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/X25-Extended編

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メッセージ送受信インタフェースの一覧

TP1/NET/X25-Extendedのメッセージ送受信インタフェースについて,C言語,COBOL言語,およびデータ操作言語に分けて説明します。

UAPの作成方法の詳細については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。

C言語を使用したメッセージ送受信

C言語を使用してメッセージを送受信する場合は,OpenTP1システムで提供する関数を使用してUAPを作成します。

TP1/NET/X25-Extendedで扱うメッセージ送受信のライブラリ関数を次の表に示します。

表3-1 メッセージ送受信に使用するライブラリ関数(C言語)

関数名 機能
dc_mcf_receive メッセージの受信
dc_mcf_resend 一方送信メッセージの再送
dc_mcf_send 一方送信メッセージの送信

その他の関数については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編」を参照してください。

COBOL言語を使用したメッセージ送受信

COBOL言語を使用してメッセージを送受信する場合は,OpenTP1システムで提供する関数に対応しているプログラムを,CALL文で呼び出してUAPを作成します。

TP1/NET/X25-Extendedで扱うメッセージ送受信に使用するプログラムを次の表に示します。

表3-2 メッセージ送受信に使用するプログラム(COBOL言語)

プログラム名 データ名 機能
CBLDCMCF 'RECEIVE△' メッセージの受信
'RESEND△△' 一方送信メッセージの再送
'SEND△△△△' 一方送信メッセージの送信

その他のプログラムについては,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編」を参照してください。

データ操作言語(COBOL言語)を使用したメッセージ送受信

データ操作言語(COBOL言語)を使用した,メッセージ送受信の文について説明します。データ操作言語の形式の詳細については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編」を参照してください。

TP1/NET/X25-Extendedで扱うメッセージ送受信に使用する通信文を次の表に示します。

表3-3 メッセージ送受信に使用する通信文(データ操作言語)

通信文 機能 対応するCALLインタフェース
データコミュニケーション機能 RECEIVE メッセージの受信 CBLDCMCF('RECEIVE△')
SEND 一方送信メッセージの送信 CBLDCMCF('SEND△△△△')

一方送信メッセージの再送 − CBLDCMCF('RESEND△△')のデータ操作言語のインタフェースはありません。