dc_mcf_recvsync − 同期型の応答メッセージの受信(C言語)
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形式
機能
相手システムから同期型で受信したメッセージのうち,先頭セグメント以外の後続する一つのセグメントを受信します。先頭セグメントを受信するdc_mcf_sendrecv関数のあとに,後続するセグメントの数だけdc_mcf_recvsync関数を呼び出すと,一つの論理メッセージを受信できます。
受信できるメッセージの一つのセグメントの最大長は,32767バイトです。
セグメントを受信する領域の形式を次に示します。Lは,バッファ形式1の場合は8バイト,バッファ形式2の場合は4バイトです。
UAPで値を設定する引数
●action
受信するセグメント,および使用するバッファ形式を次の形式で設定します。
DCMCFSEG〔|{DCMCFBUF1|DCMCFBUF2}〕
- DCMCFSEG
-
中間セグメントおよび最終セグメントの受信を示すDCMCFSEGを設定します。
- DCMCFBUF1
-
バッファ形式1を使用する場合に設定します。
- DCMCFBUF2
-
バッファ形式2を使用する場合に設定します。
●commform
DCNOFLAGSを設定します。
●termnam
dc_mcf_sendrecv関数のtermnamパラメタで指定した入力元の論理端末名称を設定します。論理端末名称は最大8バイトの長さです。論理端末名称の最後にはヌル文字を付けてください。
●resv01
NULLまたはヌル文字列を設定します。
●recvdata
セグメントを受信する領域を設定します。
dc_mcf_recvsync関数が終了すると,メッセージのセグメントの一つが返されます。
処理終了後,recvdataにはOpenTP1から値が返ります。
●inbufleng
セグメントを受信する領域の長さを設定します。
●resv02
DCNOFLAGSを設定します。
OpenTP1から値が返される引数
●recvdata
受信したセグメントの内容が返されます。
●rdataleng
受信したセグメントの長さが返されます。
●time
メッセージを受信した時刻が,1970年1月1日0時0分0秒からの通算の秒数で返されます。
リターン値
リターン値 |
リターン値 (数値) |
意味 |
---|---|---|
DCMCFRTN_00000 |
0 |
正常に終了しました。 |
DCMCFRTN_71001 |
-12000 |
メッセージの最終セグメントを受信したあとで,次のセグメントを受信するdc_mcf_recvsync関数を呼び出しています。直前に呼び出したdc_mcf_recvsync関数でメッセージはすべて受信しました。 このリターン値が返されたあとに,再び次のセグメントを受信するdc_mcf_recvsync関数を呼び出した場合は,リターン値DCMCFRTN_72000が返されます。 |
DCMCFRTN_71108 |
-12108 |
メッセージ受信に必要な管理テーブルが確保できませんでした。 |
プロセスのローカルメモリが不足しています。 |
||
DCMCFRTN_72000 |
-13000 |
先頭セグメントを受信するdc_mcf_receive関数を呼び出す前に,dc_mcf_recvsync関数を呼び出しています。 |
リターン値DCMCFRTN_71001が返されたあとに,再びdc_mcf_recvsync関数を呼び出しています。 |
||
DCMCFRTN_72001 |
-13001 |
termnamに設定した論理端末名称が間違っています。 |
termnamに設定した論理端末名称は,定義されていません。 |
||
dc_mcf_recvsync関数を呼び出せない論理端末を設定しています。 |
||
DCMCFRTN_72013 |
-13013 |
inbuflengの指定値を超えるセグメントを受信しました。inbuflengの指定値を超えた部分は切り捨てられました。 |
DCMCFRTN_72016 |
-13016 |
actionに設定した値が間違っています。 |
resv01に設定した値が間違っています。 |
||
引数に設定した値に間違いがあります。 |
||
DCMCFRTN_72024 |
-13024 |
commformに設定した値が間違っています。 |
DCMCFRTN_72025 |
-13025 |
actionに設定したセグメント種別(DCMCFFRSTまたはDCMCFSEG)の値が間違っています。 |
DCMCFRTN_72036 |
-13036 |
inbuflengの指定値が不足しています。バッファ形式1の場合は9バイト以上,バッファ形式2の場合は5バイト以上の領域を確保してください。 |
上記以外 |
− |
プログラムの破壊などによる,予期しないエラーが発生しました。 |