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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編


9.2.4 一方受信形態の障害

一方送信メッセージ受信時の障害発生個所を次の図に示します。また,一方送信メッセージ受信時の障害の処理を表9-8に示します。該当する数字を参照してください。

図9‒6 一方送信メッセージ受信時の障害発生個所

[図データ]

表9‒8 一方送信メッセージ受信時の障害の処理

発生個所

内容

TP1/NET/OSAS-NIFの処理

受信メッセージの扱い

UAPでできる処理

1.

コネクション障害

  • メッセージログを出力します。

  • CERREVTを起動します。

  • コネクションを解放します。

破棄

CERREVT処理

mcftdctle入力

  • メッセージログを出力します。

  • 相手システムへ受信拒否を送信します。

  • CERREVTを起動します。

  • 論理端末を閉塞します。

破棄

CERREVT処理

t4タイムアウト発生

  • メッセージログを出力します。

  • CERREVTを起動します。

  • 論理端末を閉塞します。

破棄

CERREVT処理

NIF-REJECT受信

同上

破棄

CERREVT処理

送信中断受信

同上

破棄

CERREVT処理

2.

入力メッセージ編集UOC障害

  • メッセージログを出力します。

  • 相手システムへ受信拒否を送信します。

  • CERREVTを起動します。

  • 論理端末を閉塞します。

破棄

UAP型不一致

同上

破棄

バッファ取得障害

同上

破棄

アプリケーション名取得障害

  • ERREVT1またはERREVT2を起動します(起動できない場合は,メッセージログを出力後,相手システムへ受信拒否を送信してから,CERREVTを起動し,論理端末を閉塞します)。

ERREVT1またはERREVT2で受信(起動できない場合破棄)

ERREVT1またはERREVT2処理

入力キュー障害

同上

ERREVT1またはERREVT2で受信(起動できない場合破棄)

ERREVT1またはERREVT2処理

(凡例)

−:該当しません。