ANSI C，C++の場合

 
#include <dcmcf.h>
#include <dcmcsb.h>
#include <dcmcfuoc.h>
 
DCLONG  uoc_func(dcmcf_uoc_mout_n *parm)
 

K&R版Cの場合

 
#include <dcmcf.h>
#include <dcmcsb.h>
#include <dcmcfuoc.h>
DCLONG  uoc_func(parm)
 
dcmcf_uoc_mout_n  *parm ;
 

uoc_func（送信メッセージの迂回判定UOC）が呼び出されるとき，MCFによって次の所定のパラメタがparmに設定されます。

(a)　dcmcf_uoc_mout_nの内容

 
typedef struct {
  DCLONG pro_kind;                      …プロトコル種別
  char   le_name[9];                    …論理端末名称
  char   reserve1[7];                   …予備
  dcmcf_uocbuff_list_n *buflist_adr;    …送信バッファリストアドレス
  dcmcf_uocbuff_list_n *ebuflist_adr;   …編集バッファリストアドレス
  DCLONG output_no;                     …メッセージ出力通番
  char   msg_type;                      …メッセージ種別
  char   outputno_flag;                 …メッセージ出力通番有効フラグ
  char   reserve2[2];                   …予備
  char   *pro_indv_ifa;                 …プロトコル個別インタフェース
                                          領域アドレス
  DCLONG rtn_detail;                    …詳細リターンコード
  char   reserve3[20];                  …予備
} dcmcf_uoc_mout_n;
 

(b)　dcmcsb_uoc_prot2の内容

 
typedef struct {
    DCLONG xnf_errcode;                 …コネクション障害の理由コード
    DCLONG reroute_code;                …迂回するかどうかの判定
    DCLONG reserve2[14];                …予備
} dcmcsb_uoc_prot2;
 

(c)　dcmcf_uocbuff_list_n（バッファリスト），dcmcf_uocbufinf_n（バッファ情報）の内容

入力メッセージ編集UOCインタフェースのバッファリストおよびバッファ情報の内容と同じです。「4.1.2(3)(b)　dcmcf_uocbuff_list_n（バッファリスト）の内容」および「4.1.2(3)(c)　dcmcf_uocbufinf_n（バッファ情報）の内容」を参照してください。

(a)　dcmcf_uoc_mout_n

• pro_kind
  プロトコル種別として，次の値が設定されます。
  

  DCMCF_UOC_PRO_NCSB

  NCSBプロトコル

• le_name
  メッセージを送信した論理端末の名称が設定されます。
  
• buflist_adr
  送信用バッファリストのアドレスが設定されます。
  
• ebuflist_adr
  編集用バッファリストのアドレスが設定されます。
  送信メッセージの迂回判定UOCを呼び出した場合，ebuflist_adrにはヌルが設定されます。
  
• output_no
  メッセージ出力通番が設定されます。ただし，outputno_flagがDCMCF_UOC_OUTPUTNO_OKのときだけ有効です。
  
• msg_type
  メッセージ種別として，次の値が設定されます。ただし，outputno_flagがDCMCF_UOC_OUTPUTNO_OKのときだけ有効です。
  

  'n'

  一般の一方送信メッセージ

  'p'

  優先の一方送信メッセージ

• outputno_flag
  メッセージ出力通番の有効フラグとして，次のどちらかの値が設定されます。
  

  DCMCF_UOC_OUTPUTNO_OK

  メッセージ出力通番を有効にします。

  DCMCF_UOC_OUTPUTNO_NG

  メッセージ出力通番を無効にします。

• pro_indv_ifa
  プロトコル個別インタフェース領域のアドレスが設定されます。この場合，dcmcsb_uoc_prot2を示すポインタ変数です。
  

(b)　dcmcsb_uoc_prot2

• xnf_errcode
  コネクション障害の理由コードが設定されます。理由コードの内容については，マニュアル「通信管理 XNF/AS 解説・運用編」を参照してください。
  

(c)　dcmcf_uocbuff_list_n（バッファリスト），dcmcf_uocbufinf_n（バッファ情報）

入力メッセージ編集UOCインタフェースのバッファリストおよびバッファ情報の内容と同じです。「4.1.2(4)(b)　dcmcf_uocbuff_list_n（バッファリスト）」および「4.1.2(4)(c)　dcmcf_uocbufinf_n（バッファ情報）」を参照してください。

(a)　dcmcf_uoc_mout_n

• rtn_detail
  詳細リターンコードを設定します。
  このコードは，UOCがDCMCF_UOC_MSG_NGをリターンしたときに，MCFに渡されます。MCFは，詳細リターンコードをメッセージログファイルに出力します。
  詳細リターンコードは，-19999〜-19000の範囲で設定してください。
  

(b)　dcmcsb_uoc_prot2

• reroute_code
  迂回するかどうかを次のどちらかの値で設定します。ただし，UOCがDCMCF_UOC_MSG_OK_SNDをリターンしたときだけ有効です。
  

  DCMCSB_REROUTE

  迂回します。

  DCMCSB_NOREROUTE

  迂回しません。

(c)　dcmcf_uocbuff_list_n（バッファリスト），dcmcf_uocbufinf_n（バッファ情報）

入力メッセージ編集UOCインタフェースのバッファリストおよびバッファ情報の内容と同じです。「4.1.2(5)(b)　dcmcf_uocbuff_list_n（バッファリスト）」および「4.1.2(5)(c)　dcmcf_uocbufinf_n（バッファ情報）」を参照してください。

uoc_func()は次のコードでリターンしてください。

リターン値	意味
DCMCF_UOC_MSG_OK_SND	正常終了
DCMCF_UOC_MSG_NG	UOCエラー

UOCインタフェース用のパラメタとバッファの関係は，入力メッセージ編集UOCの場合と同じです。「4.1.2(7)　パラメタとバッファの関係」を参照してください。