10.2 MCFメイン関数の作成
TP1/NET/XMAP3は,OpenTP1プロセスサービスによって起動されます。
TP1/NET/XMAP3を起動するためには,ユーザがMCFメイン関数をコーディングし,コンパイル,およびリンケージを行ってTP1/NET/XMAP3の実行形式プログラムを作成する必要があります。実行形式プログラムのリンケージには,mcfplxpコマンドを使用します。
MCFメイン関数では,スタート関数(dc_mcf_svstart)を呼び出します。UOCを使用する場合は,MCFメイン関数でUOCの関数アドレスを指定してください。UOCは,MCFメイン関数と同じ言語(ANSI C,C++,またはK&R版C)で作成してください。MCFメイン関数のコーディング概要,およびMCFメイン関数のディレクトリへの組み込み方法を,以降の図に示します。
なお,これらのコーディング例を次のファイルで提供しています。
- 適用OSがUNIXの場合
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/BeTRAN/examples/mcf/XMAP3/cmlib/ansi/com.c
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/BeTRAN/examples/mcf/XMAP3/cmlib/c/com.c
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- 適用OSがWindowsの場合
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%DCDIR%\examples\mcf\XMAP3\cmlib\c\com.c
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TP1/NET/XMAP3で提供するヘッダファイルを取り込みます。
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使用するUOC関数をextern宣言します。UOCのリターン値はDCLONG型にしてください。
これらのUOCを使用する場合だけ,コーディングしてください。
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UOCテーブルをextern宣言します。UOCを使用する場合,必ずこのとおりにコーディングしてください。
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各UOC関数のアドレスを,次に示すシステム提供変数に設定します。
dcmcf_uoctbl.msgrcv /*入力メッセージ編集UOCアドレス*/ dcmcf_uoctbl.msgsend /*出力メッセージ編集UOCアドレス*/
これらのUOCを使用する場合だけ,コーディングしてください。
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スタート関数を呼び出します。MCFメイン関数には必ずコーディングしてください。
スタート関数を呼び出したあとは,MCFメイン関数に制御が戻りません。そのため,スタート関数のあとにコーディングした処理は実行されませんので注意してください。
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TP1/NET/XMAP3で提供するヘッダファイルを取り込みます。
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使用するUOC関数をextern宣言します。UOCのリターン値はDCLONG型にしてください。
これらのUOCを使用する場合だけ,コーディングしてください。
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UOCテーブルをextern宣言します。UOCを使用する場合,必ずこのとおりにコーディングしてください。
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各UOC関数のアドレスを,次に示すシステム提供変数に設定します。
dcmcf_uoctbl.msgrcv /*入力メッセージ編集UOCアドレス*/ dcmcf_uoctbl.msgsend /*出力メッセージ編集UOCアドレス*/
これらのUOCを使用する場合だけ,コーディングしてください。
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スタート関数を呼び出します。MCFメイン関数には必ずコーディングしてください。
スタート関数を呼び出したあとは,MCFメイン関数に制御が戻りません。そのため,スタート関数のあとにコーディングした処理は実行されませんので注意してください。
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- 注※1
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ユーザ作成のUOCを使用しない場合は,必要ありません。
- 注※2
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mcfplxpコマンドでリンケージします。
mcfplxpコマンドの詳細については,TP1/NET/XMAP3の「リリースノート」を参照してください。
- 注※3
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TP1/NET/XMAP3の実行形式プログラム名は,先頭がmcfuで始まる8文字以内の名称です。