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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編


TP1/NET/XMAP3の運用コマンド

TP1/NET/XMAP3では,オンライン中にOpenTP1システム側と端末側からコマンドを入力できます。OpenTP1システム側から入力するコマンドを運用コマンドと呼びます。

ここでは,TP1/NET/XMAP3に関係のあるオプションについてだけ説明しています。ほかのオプションおよびその他の運用コマンドについては,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。また,コマンド実行時のエラーの対処方法については,マニュアル「OpenTP1 メッセージ」を参照してください。

TP1/NET/XMAP3で使用する運用コマンドの一覧を次の表に示します。

表8‒1 TP1/NET/XMAP3で使用する運用コマンドの一覧

機能

コマンド名称

定義中組み込み

オフライン中に実行

オンライン中に実行

UAPから実行

コネクション管理

コネクションの確立

mcftactcn

×

×

コネクションの強制解放

mcftdctcn

×

×

コネクションの状態表示

mcftlscn

×

×

論理端末管理

論理端末の閉塞解除

mcftactle

×

×

論理端末の閉塞

mcftdctle

×

×

論理端末の状態表示

mcftlsle

×

×

代行送信

代行送信の開始

mcftstalt

×

×

代行送信の終了

mcftedalt

×

×

継続問い合わせ応答処理

継続問い合わせ応答処理の強制終了

mcftendct

×

×

(凡例)

○:組み込み,または実行ができます。

×:組み込み,または実行ができません。

各運用コマンドは,入力された単位で順番に処理されます。運用コマンドを多数入力する場合には,順番待ちが発生して,入力数が増えるほど,待ち時間が拡大します。したがって,運用コマンドの入力を業務運用の一部に組み込む場合は,必要最小限の入力数となるように運用設計を行ってください。