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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編


5.2.4 MCFイベント情報の形式(COBOL言語)

COBOL言語の場合はセグメントの並びとして渡されます。

COBOL言語のUAPの場合のMCFイベント情報の内容を,以降の表に示します。

表5‒3 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVT1)

項目

位置

(バイト)

長さ

(バイト)

属性

内容

エラーイベントコード

0

3

英数字

'ERR'が設定されます。

3

3

6

2

英数字

ERREVT1を示す'1△'が設定されます。

入力元論理端末名称

8

8

英数字

メッセージを入力した論理端末名称が設定されます。

予備

16

20

アプリケーション名

36

8

英数字

次に示すどれかが設定されます。

  • 形式不正のアプリケーション名

  • 定義されていないアプリケーション名

予備

44

8

予備

52

8

予備

60

8

コネクション名

68

8

英数字

コネクション名が設定されます。

予備

76

16

メッセージが入力された日付

92

8

外部10進数字

端末入力メッセージを入力した日付が設定されます。

「yyyymmdd」の形式です。

yyyy:西暦の年

mm:月

dd:日

メッセージが入力された時刻

100

8

外部10進数字

端末入力メッセージを入力した時刻が設定されます。

「hhmmss00」の形式です。

hh:時

mm:分

ss:秒

00は固定です。

予備

108

16

(凡例)

−:該当しません。または,使用されません。

表5‒4 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVT2)

項目

位置

(バイト)

長さ

(バイト)

属性

内容

エラーイベントコード

0

3

英数字

'ERR'が設定されます。

3

3

6

2

英数字

ERREVT2を示す'2△'が設定されます。

入力元論理端末名称

8

8

英数字

メッセージを入力した論理端末名称が設定されます。

次に示す場合は,'*'が設定されます。

  • SPPからアプリケーション起動機能で起動したMHPで障害が発生した場合

  • 上記の障害が発生したあとに,MCFイベントとして起動したMHPからさらにアプリケーション起動機能で起動したMHPで,障害が発生した場合

予備

16

20

アプリケーション名

36

8

英数字

エラーになったUAPのアプリケーション名が設定されます。

予備

44

8

予備

52

8

予備

60

8

コネクション名

68

8

英数字

コネクション名が設定されます。

次に示す場合は,'*'が設定されます。

  • SPPからアプリケーション起動機能で起動したMHPで障害が発生した場合

  • 上記の障害が発生したあとに,MCFイベントとして起動したMHPからさらにアプリケーション起動機能で起動したMHPで,障害が発生した場合

予備

76

16

メッセージが入力された日付

92

8

外部10進数字

端末入力メッセージを入力した日付が設定されます。

「yyyymmdd」の形式です。

yyyy:西暦の年

mm:月

dd:日

メッセージが入力された時刻

100

8

外部10進数字

端末入力メッセージを入力した時刻が設定されます。

「hhmmss00」の形式です。

hh:時

mm:分

ss:秒

00は固定です。

理由コード

108

4

外部10進数字

理由コードが設定されます。

予備

12

12

(凡例)

−:該当しません。または,使用されません。

注※

理由コードの内容については,「付録J 理由コード一覧」を参照してください。

表5‒5 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVT3)

項目

位置

(バイト)

長さ

(バイト)

属性

内容

エラーイベントコード

0

3

英数字

'ERR'が設定されます。

3

3

6

2

英数字

ERREVT3を示す'3△'が設定されます。

入力元論理端末名称

8

8

英数字

メッセージを入力した論理端末名称が設定されます。

次に示す場合は,'*'が設定されます。

  • SPPからアプリケーション起動機能で起動したMHPで障害が発生した場合

  • 上記の障害が発生したあとに,MCFイベントとして起動したMHPからさらにアプリケーション起動機能で起動したMHPで,障害が発生した場合

予備

16

20

予備

36

8

マップ名

44

8

XMAP3のドローで指定した次画面名(マップ名)が設定されます。

なお,次に示す場合は,空白が設定されます。

  • 次画面名を指定していない場合

  • アプリケーション起動機能で起動されたMHPで障害が発生した場合

  • 上記の障害発生時に,MCFイベントとして起動されたMHPによって,さらにアプリケーション起動機能で起動されたMHPで,障害が発生した場合

アプリケーション名

52

8

英数字

異常が発生したメッセージのアプリケーション名が設定されます。

予備

60

8

コネクション名

68

8

英数字

コネクション名が設定されます。

次に示す場合は,'*'が設定されます。

  • SPPからアプリケーション起動機能で起動したMHPで障害が発生した場合

  • 上記の障害が発生したあとに,MCFイベントとして起動したMHPからさらにアプリケーション起動機能で起動したMHPで,障害が発生した場合

予備

76

16

メッセージが入力された日付

92

8

外部10進数字

端末入力メッセージを入力した日付が設定されます。

「yyyymmdd」の形式です。

yyyy:西暦の年

mm:月

dd:日

メッセージが入力された時刻

100

8

外部10進数字

端末入力メッセージを入力した時刻が設定されます。

「hhmmss00」の形式です。

hh:時

mm:分

ss:秒

00は固定です。

予備

108

16

サービス名

124

31

英数字

異常が発生したMHPのアプリケーション名に対応するサービス名が設定されます。

予備

155

1

サービスグループ名

156

31

英数字

異常が発生したMHPのサービスグループ名が設定されます。

予備

187

1

トランザクションブランチID(BID)

188

36

英数字

異常が発生したトランザクションブランチIDが設定されます。

トランザクションブランチIDの形式については,表5-6を参照してください。

予備

224

28

(凡例)

−:該当しません。または,使用されません。

表5‒6 トランザクションブランチIDの形式

項目

位置(バイト)

長さ(バイト)

属性

OpenTP1システムノードID

0

8

英数字

トランザクションブランチ番号

8

4

2進数字

OpenTP1使用領域

12

4

予備

16

20

表5‒7 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVTA)

項目

位置

(バイト)

長さ

(バイト)

属性

内容

エラーイベントコード

0

3

英数字

'ERR'が設定されます。

3

3

6

2

英数字

ERREVTAを示す'A△'が設定されます。

出力先論理端末名称

8

8

英数字

メッセージを出力する論理端末名称が設定されます。

予備

16

20

予備

36

8

マップ名

44

8

出力マップ名が設定されます。

send関数で省略した場合は,(0000000000000000)16が設定されます。

アプリケーション名

52

8

英数字

正常終了したメッセージのアプリケーション名が設定されます。MHPから送信されたメッセージの場合に設定されます。MHP以外から送信された場合は,空白が設定されます。

予備

60

8

コネクション名

68

8

英数字

コネクション名が設定されます。

予備

76

16

メッセージが入力された日付

92

8

外部10進数字

端末入力メッセージを入力した日付が設定されます。

「yyyymmdd」の形式です。

yyyy:西暦の年

mm:月

dd:日

メッセージが入力された時刻

100

8

外部10進数字

端末入力メッセージを入力した時刻が設定されます。

「hhmmss00」の形式です。

hh:時

mm:分

ss:秒

00は固定です。

予備

108

16

予備

124

31

予備

155

1

予備

156

31

予備

187

1

予備

188

36

予備

224

28

(凡例)

−:該当しません。または,使用されません。

表5‒8 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(SCMPEVT)

項目

位置

(バイト)

長さ

(バイト)

属性

内容

イベントコード

0

8

英数字

イベントコード「SCMPEVT」が設定されます。

出力先論理端末名称

8

8

英数字

出力先論理端末名称が設定されます。

予備

16

8

コネクション名

24

8

英数字

コネクション名が設定されます。

メッセージが入力された日付

32

8

外部10進数字

SCMPEVTが通知された日付が設定されます。

「yyyymmdd」の形式です。

yyyy:西暦の年

mm:月

dd:日

メッセージが入力された時刻

40

8

外部10進数字

SCMPEVTが通知された時刻が設定されます。

「hhmmss00」の形式です。

hh:時

mm:分

ss:秒

00は固定です。

出力通番

48

4

2進数字

出力通番が設定されます。

出力通番がない場合は,(FFFFFFFF)16が設定されます。

マップ名

52

8

英数字

出力マップ名が設定されます。

send関数で省略した場合は,(0000000000000000)16が設定されます。

メッセージ種別

60

1

英数字

メッセージ種別として,次の値が設定されます。

o:応答送信メッセージ

n:一般一方送信メッセージ

p:優先一方送信メッセージ

理由コード

61

1

英数字

理由コードが設定されます。

△:送信が正常に終了しました。

予備

62

9

プロトコル個別情報

71

16

英数字

MCFが使用します。

予備

87

19

(凡例)

−:該当しません。または,使用されません。

表5‒9 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(SERREVT)

項目

位置

(バイト)

長さ

(バイト)

属性

内容

イベントコード

0

8

英数字

イベントコード「SERREVT」が設定されます。

出力先論理端末名称

8

8

英数字

送信障害となった出力先論理端末名称が設定されます。

予備

16

8

コネクション名

24

8

英数字

コネクション名が設定されます。

メッセージが入力された日付

32

8

外部10進数字

SERREVTが通知された日付が設定されます。

「yyyymmdd」の形式です。

yyyy:西暦の年

mm:月

dd:日

メッセージが入力された時刻

40

8

外部10進数字

SERREVTが通知された時刻が設定されます。

「hhmmss00」の形式です。

hh:時

mm:分

ss:秒

00は固定です。

出力通番

48

4

2進数字

出力通番が設定されます。

出力通番がない場合は,(FFFFFFFF)16が設定されます。

マップ名

52

8

英数字

出力マップ名が設定されます。

send関数で省略した場合は,(0000000000000000)16が設定されます。

メッセージ種別

60

1

英数字

メッセージ種別として,次の値が設定されます。

o:応答送信メッセージ

n:一般一方送信メッセージ

p:優先一方送信メッセージ

送信エラーコード

61

1

英数字

送信エラーコードとして,'E'が設定されます。

障害コード

62

1

2進数字

障害コードとして,次の値が設定されます。

(01)16:送信エラー

(02)16:論理エラー

詳細情報

63

1

2進数字

詳細情報が設定されます。

(01)16:エラーによる送信障害

(02)16:運用コマンド(mcftdctcn)による送信障害

(03)16:運用コマンド(mcftdctle)による送信障害

エラーコード

64

1

2進数字

MCFが使用します。

エラーサブコード

65

1

2進数字

メッセージの状態として,次の値が設定されます。

(00)16:メッセージ保持

(01)16:メッセージ消去

予備

66

5

プロトコル個別情報

71

16

英数字

詳細情報が(01)16の場合は,表5-10を参照してください。

それ以外の場合は,MCFが使用します。

予備

87

19

(凡例)

−:該当しません。または,使用されません。

表5‒10 プロトコル個別情報の内容

項目

位置

(バイト)

長さ

(バイト)

属性

内容

理由コード1

0

4

2進数字

理由コード1が設定されます。

(00000001)16:MCF障害

(00000002)16:XMAP3 Server障害

(00000003)16:プリンタ障害

(00000005)16:無効メッセージ

理由コード2※1

4

4

2進数字

理由コード1が(00000001)16,(00000002)16,(00000003)16の場合に,理由コード2が設定されます。

詳細コード※2

8

4

2進数字

マッピングサービスの障害コードが設定されます。

予備

12

4

(凡例)

−:該当しません。または,使用されません。

注※1

理由コード2の内容については,「付録J 理由コード一覧」を参照してください。

注※2

プリンタ送信時,ほかのメッセージのマッピング障害によって,送信障害通知されることがありますが,障害コードが設定されるのは,マッピング障害となったメッセージだけです。

表5‒11 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(VERREVT)

項目

位置

(バイト)

長さ

(バイト)

属性

内容

イベントコード

0

8

英数字

イベントコード「VERREVT」が設定されます。

入力元論理端末名称

8

8

英数字

障害の発生した論理端末名称が設定されます。コネクション障害時は無効です。ヌル文字が設定されている場合は無効と見なします。

予備

16

8

入力元コネクション名

24

8

英数字

コネクション名が設定されます。

メッセージ入力日付

32

8

外部10進数字

VERREVTを起動した日付が設定されます。

メッセージ入力時刻

40

8

外部10進数字

VERREVTを起動した時刻が設定されます。

論理端末属性

48

4

2進数字

論理端末の属性として,次の値が設定されます。

(00000001)16:画面

(00000002)16:プリンタ

障害要因コード

52

4

2進数字

障害の要因として,次の値が設定されます。

(00000030)16:コネクション障害

(00000031)16:論理端末障害

理由コード1

56

4

2進数字

理由コード1が設定されます。

理由コード2

60

4

2進数字

理由コード2が設定されます。

詳細コード

64

4

2進数字

詳細コードが設定されます。

予備

68

36

(凡例)

−:該当しません。または,使用されません。

注※

理由コード1,および理由コード2の内容については,「付録J 理由コード一覧」を参照してください。

表5‒12 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(VOPNEVT,VCLSEVT)

項目

位置

(バイト)

長さ

(バイト)

属性

内容

イベントコード

0

8

英数字

イベントコード「VOPNEVT」,または「VCLSEVT」が設定されます。

入力元論理端末名称

8

8

英数字

VOPNEVTでは,論理端末画面を生成した論理端末名称が設定されます。

VCLSEVTでは,論理端末画面を廃棄した論理端末名称が設定されます。

予備

16

8

入力元コネクション名

24

8

英数字

コネクション名が設定されます。

メッセージ入力日付

32

8

外部10進数字

VOPNEVT,VCLSEVTを入力した日付が設定されます。

メッセージ入力時刻

40

8

外部10進数字

VOPNEVT,VCLSEVTを入力した時刻が設定されます。

論理端末属性

48

4

2進数字

論理端末の属性として,次の値が設定されます。

(00000001)16:画面

(00000002)16:プリンタ

予備

52

52

(凡例)

−:該当しません。または,使用されません。