5.2.1　MCFイベントの種類

不正アプリケーション名検出通知イベント

ERREVT1

メッセージのアプリケーション名がMCFアプリケーション定義にありません。

該当するアプリケーションがないことを報告します。

メッセージ廃棄通知イベント

ERREVT2

次の理由で，受信メッセージを廃棄しました。

• 入力キューに障害が発生しました。

• 入力メッセージ最大格納数を超過しました。

• 動的共用メモリが不足しました。

• キューファイルが満杯になりました。

• MHPのサービス，サービスグループ，またはアプリケーションが閉塞しています。

• スケジュール閉塞されているサービスグループの入力キューに未処理受信メッセージが残った状態で，OpenTP1を正常終了または計画停止Aで終了しました。

• MHPのサービスグループ，またはアプリケーションがセキュア状態です。

• MHPで呼び出すreceive関数にセグメントを渡す前に，MHPが異常終了しました。

• アプリケーション名に対応するMHPのサービスがありません。

• ユーザサーバ未起動などによって，MHPの起動に失敗しました。

• DBMSの障害などによって，トランザクションの開始に失敗しました。

メッセージを廃棄したことを報告します。

問い合わせメッセージの場合は，応答メッセージを出力できます。

UAP異常終了通知イベント

ERREVT3

MHPのセグメント受信関数にセグメントを渡したあとに，MHPの異常終了が発生しました。

UAP異常終了時の対処障害メッセージを送信します。

問い合わせメッセージの場合は，応答メッセージを出力できます。

未処理送信メッセージ廃棄通知イベント

ERREVTA

次の理由で，未処理送信メッセージを破棄しました。

• MCFの正常終了処理時に，未処理送信メッセージの滞留時間監視の時間切れ（タイムアウト）が発生しました。

• 運用コマンド（mcftdlqle）の入力，またはAPI（dc_mcf_tdlqle関数もしくはCBLDCMCF('TDLQLE△△')）の発行によって，出力キューが削除されました。

• 閉塞されている論理端末の出力キューに未処理送信メッセージが残った状態で，dcstopコマンドが実行されました。

未処理送信メッセージを廃棄したことを報告します。

送信完了通知イベント

SCMPEVT

メッセージの送信を正常に完了しました。

送信の完了を確認して，任意の処理ができます。

送信障害通知イベント

SERREVT

メッセージの送信時に障害が発生しました。

送信障害が発生したことを報告して，任意の処理ができます。

障害通知イベント

VERREVT

次の理由で論理端末画面を廃棄しました。

• 運用コマンド（mcftdctcn）の入力，またはAPI（dc_mcf_tdctcn関数）の発行が行われました。

• XMAP3 Server障害が発生しました。

• 内部イベントの送受信で障害が発生しました。

• 継続問い合わせ応答終了処理で障害が発生しました。

• メッセージ受信で障害が発生しました。

• 問い合わせ応答終了処理で障害が発生しました。

• メッセージ送信で障害が発生しました。

• 入力通番チェック処理で障害が発生しました。

• キーボードロック解除処理で障害が発生しました。

• プリンタ排他解除で障害が発生しました。

• プリンタ排他リトライで障害が発生しました。

論理端末画面の廃棄を報告します。

状態通知イベント

VOPNEVT

論理端末画面の生成，および初期画面表示が完了しました。

編集モードで論理端末定義（mcftalcle -p）のinitmapオペランドを指定していない場合は，必ず初期画面を出力します。

VCLSEVT

次の理由で論理端末画面を廃棄しました。

• 運用コマンド（mcftdctle）の入力，またはAPI（dc_mcf_tdctle関数）の発行が行われました。

• XMAP3 ServerとXMAP3の接続が切断されました。

論理端末画面の廃棄を報告します。