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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編


5.1.7 UOC作成上の注意事項

UOC作成上の注意事項を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) UOCの構造

UOCで使用するローカル変数のサイズは,各UOCで合計1024バイト以内になるように作成してください。また,UOCの中で関数の再帰呼び出しはしないでください。

(2) UOCで使用できる関数

UOCを作成する場合,UOCでは次に示す関数だけを使用できます。ほかの関数を使用した場合,TP1/NET/XMAP3の動作に影響を与えるおそれがあるため,使用しないでください。

(3) UOCの異常処理

TP1/NET/XMAP3のUOCで異常を検知した場合,MCFの所定のリターンコードを使用してMCFに異常の発生を通知してください。UOCでプロセス終了となるシグナル,または,abort()を発行すると,MCFが異常終了します。

(4) UOCの実行タイミング

MCFが起動するUOCの実行タイミングは,OpenTP1システム,およびUAPの開始,終了シーケンスと同期しない場合があります。UAPより先にUOCが実行されたり,UAPがすべて終了してからUOCが呼び出されたりしてもよいように作ってください。