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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編


1.1 対話オンライン処理の概要

TP1/NET/XMAP3は,XMAP3 Serverを使って,OpenTP1システム内のUAPから論理的な画面入出力ができる対話オンライン処理機能を提供するプログラムです。

XMAP3 Serverとは,ワークステーション上で物理マッピング処理(表示・印刷)を支援するプログラムです。XMAP3 Serverは,論理データ(画面・帳票メッセージ)と,画面・帳票定義情報によって,物理マッピング処理をします。XMAP3 Serverは,UAPとのインタフェースを提供する画面・帳票用のライブラリと,実際に帳票を印刷する印刷サービスと,サービスを制御するサーバ機能に分かれます。これに対して,パーソナルコンピュータ上で物理マッピング処理を支援するプログラムを,XMAP3と呼びます。実際に画面表示をする表示サービスが追加されています。

以降,このマニュアルでは,表示サービスと印刷サービスを総称して表示印刷サービスと呼びます。また,サーバ機能をXMAP3サーバと呼びます。

画面・帳票定義情報は,画面や帳票の固定データ(固定文字,けい線など)や入力領域を定義しています。

TP1/NET/XMAP3を使用したネットワーク構成の例を,次の図に示します。

図1‒1 TP1/NET/XMAP3を使用したネットワーク構成の例

[図データ]