分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

11.2.1 非問い合わせ応答形態の障害

TP1/NET/XMAP3が非問い合わせ応答形態のメッセージ処理中に,障害の発生する個所の区分を次の図に示します。また,障害発生個所ごとにするTP1/NET/XMAP3の障害処理について,次の表に示します。

図11-1 非問い合わせ応答形態の障害

[図データ]

表11-13 非問い合わせ応答形態の障害の処理

障害発生個所 内容 TP1/NET/XMAP3の処理 送信メッセージの扱い 受信メッセージの扱い UAPでできる処理
1. 論理端末障害
入力マッピング障害
メッセージログを出力します。
VERREVTを起動します。
論理端末画面を破棄します。
論理端末を閉塞します。
該当しません。 破棄します。 VERREVT処理
入力編集UOC障害 メッセージログを出力します。
オペレータインジケータを表示します。
論理端末は閉塞しません。
該当しません。 破棄します。 ありません。
2. 入力キュー障害 メッセージログを出力します。
ERREVT1またはERREVT2を起動します。起動できない場合はオペレータインジケータを表示し,受信メッセージは破棄します。
論理端末は閉塞しません。
該当しません。 ERREVT1,またはERREVT2でUAPに渡します。 ERREVT1またはERREVT2処理
(noans型で起動)
sendによる画面へのメッセージ送信
3. UAP異常終了 ERREVT2またはERREVT3を起動します。
論理端末は閉塞しません。
該当しません。 ERREVT2,またはERREVT3でUAPに渡します。 ERREVT2またはERREVT3処理
sendによる画面へのメッセージ送信