分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編

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TP1/NET/XMAP3の運用コマンド

TP1/NET/XMAP3では,オンライン中にOpenTP1システム側と端末側からコマンドを入力できます。OpenTP1システム側から入力するコマンドを運用コマンドと呼びます。

ここでは,TP1/NET/XMAP3に関係のあるオプションについてだけ説明しています。ほかのオプションおよびその他の運用コマンドについては,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。また,コマンド実行時のエラーの対処方法については,マニュアル「OpenTP1 メッセージ」を参照してください。

TP1/NET/XMAP3で使用する運用コマンドの一覧を次の表に示します。

表8-1 TP1/NET/XMAP3で使用する運用コマンドの一覧

機能 コマンド名称 定義中組み込み オフライン中に実行 オンライン中に実行 UAPから実行
コネクション管理 コネクションの確立 mcftactcn × ×
コネクションの強制解放 mcftdctcn × ×
コネクションの状態表示 mcftlscn × ×
論理端末管理 論理端末の閉塞解除 mcftactle × ×
論理端末の閉塞 mcftdctle × ×
論理端末の状態表示 mcftlsle × ×
代行送信 代行送信の開始 mcftstalt × ×
代行送信の終了 mcftedalt × ×
継続問い合わせ応答処理 継続問い合わせ応答処理の強制終了 mcftendct × ×
(凡例)
○:組み込み,または実行ができます。
×:組み込み,または実行ができません。
各運用コマンドは,入力された単位で順番に処理されます。運用コマンドを多数入力する場合には,順番待ちが発生して,入力数が増えるほど,待ち時間が拡大します。したがって,運用コマンドの入力を業務運用の一部に組み込む場合は,必要最小限の入力数となるように運用設計を行ってください。