2.2.9 APDU連結
OSI TPプロトコルには,複数のAPDUをリンケージして1回で送受信をする,連結機能があります。TP1/NET/OSI-TPでは,これをAPDU連結といい,UAPがサービスプリミティブの連結および分離を行います。連結によって,処理要求の送信回数を減らし,システムにかかる負荷を軽減できます。
サービスプリミティブまたはAPDUを複数連結する場合,発行順序は許されるすべてのパターンで,また,連結の個数は送受信バッファに格納できる範囲で最大63個連結できます。
APDU連結の処理を,次の図に示します。