MCF定義オブジェクトの解析
対応する定義ソースが不明となったMCF定義オブジェクトファイルの内容を知りたい場合に,MCF定義オブジェクトの解析をします。ここでは,MCF定義オブジェクト解析コマンドについて説明します。
形式
mcftcpr -i 〔パス名〕解析対象オブジェクトファイル名
機能
次の定義オブジェクトを解析し,定義ソースの形式で標準出力します。
-
TP1/NET/TCP/IPのプロトコル固有定義オブジェクトファイル
オプション
●-i 〔パス名〕解析対象オブジェクトファイル名 〜〈1〜8文字の英数字〉
定義オブジェクトが格納されているファイル名を指定します。
出力形式
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MCF communication configuration definition TCP/IP definition
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OBJECT FILE NAME : xxxxxxxx VV-RR : vv-rr DATE : yyyy-mm-dd hh:mm:ss
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mcftalccn -c = cn01 -p = tcp -g sndbuf = 1 -g rcvbuf = 2 -e msgbuf = 3 -e count = 1 -i = manual -t = tcp -y mode = client -b bretry = yes -b bretrycnt = 10 -b bretryint = 5 -b dretry = yes -b dretrycnt = 0 -b dretryint = 10000 -b concmptim = 0 -b sndcmptim = 0 -r portno = 10001 -r hostname = host01 *-r backlog = 0 ・ ・ ・ mcftalcle -l = le01 -t = any -m mmsgcnt = 0 -m dmsgcnt = 0 -i = manual ・ ・ ・ mcftalced
####################### End Of File #######################
解析結果
定義オブジェクト解析コマンドは,その解析結果を定義ソースの形式で出力します。出力される内容は解析結果であり,記述形式は元の定義ソースの記述形式とは一致しません。定義ソースと定義オブジェクト解析結果の差異を次に示します。
項目 |
定義ソース |
定義オブジェクト解析結果 |
---|---|---|
注釈文 |
書き込みできる。 |
出力しない。 |
省略値の扱い |
省略できる。 |
|
限定公開部分の表記方法 |
一般公開部分と差異なし。 |
バージョン7での限定公開機能の行の先頭に,"*"を付与する。 |
定義コマンド名とオプションの表記方法 |
1行に表記できる。
|
定義コマンド名を表記後,改行する。また,オプションに"="を付記する。
|
1定義コマンドが複数の行にわたる場合 |
継続記号"¥"を付与する。
|
継続記号は出力しない。
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1定義オプションに複数のオペランドを指定する場合 |
複数のオペランドをまとめて二重引用符(")で囲む。
|
個々のオペランドに対してオプションを付記する。
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その他 |
なし |
|
注意事項
解析対象が不正であった場合は,正常に動作しないことがあります。