2.3.3 同一論理端末上でのsend関数の併用に関する注意事項
同一論理端末上での,一方送信によるメッセージ送信(dc_mcf_send関数またはCBLDCMCF('SEND△△△△'))と,次に示すメッセージ送受信との併用は避けてください。
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同期型メッセージの送受信(dc_mcf_sendrecv関数またはCBLDCMCF('SENDRECV'))
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同期型メッセージの送信(dc_mcf_sendsync関数またはCBLDCMCF('SENDSYNC'))
併用する場合は,UAPが行うメッセージの送信要求の優先順位に注意が必要です。MCFは,次の優先順位に従って,UAPの送信要求をTP1/NET/TCP/IPにスケジュールします。
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同期型メッセージの送受信および同期型メッセージの送信
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一方送信メッセージの送信(優先)
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一方送信メッセージの送信(一般)
併用する場合は,同期送受信,または同期送信によって送信されたメッセージが,一方送信によって送信されたメッセージを追い越したときでも,この優先順位に矛盾しない運用をしてください。優先順位に従った運用をしなかった場合に,同一論理端末上で一方送信によるメッセージ送信,または同期送受信もしくは同期送信によるメッセージ送信を併用すると,送信メッセージの追い越しが発生するおそれがあります。