mcftlsln（ネットワークの状態表示）

●-s MCF通信プロセス識別子　　〜〈数字（0〜9），a〜f〉((01〜ef))

処理対象のMCF通信サービスのMCF通信プロセス識別子を指定します。

MCF通信プロセス識別子は複数を指定できません。

このオプションの指定を省略すると，すべてのMCF通信サービスに対して，mcftlslnコマンドを実行します。

●-t

相手システムとのメッセージ送受信に関するネットワークの状態を表示します。

このオプションの指定を省略すると，サーバ型コネクションの確立要求の受付状態を表示します。

-tオプションを指定した場合

出力形式

mmm cccccccc ppp y sss AAAA.BBBB (CCCC.DDDD) EEEE.FFFF (GGGG.HHHH)

• mmm：MCF識別子

• cccccccc：コネクションID

• ppp：プロトコル種別

  tcp…TCP/IPプロトコル

• y ：コネクションの確立モード（mcftalccn -y mode）

  C…クライアント型のコネクション

  S…サーバ型のコネクション

• sss：メッセージ送受信に関するネットワークの状態

  OPN…使用中

  CLS…未使用

• AAAA：自システムのIPアドレス（dotted-decimal形式表示）

  例：192.11.42.20

  ネットワークの状態が未使用の場合，*を出力します。

• BBBB：自システムのポート番号

  ネットワークの状態が未使用の場合，*を出力します。

• CCCC：コネクション定義の自システムのホスト名（mcftalccn -r hostname）または自システムのホストのIPアドレス（mcftalccn -r ipaddr）

  自システムのホスト名は最大15文字まで表示します。

  定義を省略した場合，*を出力します。

• DDDD：コネクション定義の自システムのポート番号（mcftalccn -r portno）

  定義を省略した場合，*を出力します。

• EEEE：相手システムのIPアドレス（dotted-decimal形式表示）

  ネットワークの状態が未使用の場合，*を出力します。

• FFFF：相手システムのポート番号

  ネットワークの状態が未使用の場合，*を出力します。

• GGGG：コネクション定義の相手システムのホスト名（mcftalccn -o ohostname）または相手システムのホストのIPアドレス（mcftalccn -o oipaddr）

  相手システムのホスト名は最大15文字まで表示します。

  相手アドレス情報をチェックしない（mcftalccn -h addrchkにnoを指定）場合，*を出力します。

• HHHH：コネクション定義の相手システムのポート番号（mcftalccn -o oportno）

  相手アドレス情報をチェックしない（mcftalccn -h addrchkにnoを指定）場合，または，相手ポートが任意（mcftalccn -o oportnoにfreeを指定）の場合，*を出力します。

出力例

-tオプションを省略した場合

出力形式

mmm cccccccc ppp sssss IIIII JJJJJ

• mmm：MCF識別子

• cccccccc：コネクションID

• ppp：プロトコル種別

  tcp…TCP/IPプロトコル

• sssss：サーバ型コネクションの確立要求の受付状態

  INIT…受付終了状態

  LISTEN…受付開始状態

  RETRY…受付開始処理の再試行中状態

• IIIII：自システムのポート番号（mcftalccn -r portno）

• JJJJJ：自システムのIPアドレス（mcftalccn -r ipaddr）（dotted-decimal形式表示）

  定義を省略した場合，*を出力します。

出力例