Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/TCP/IP編


5.1.15 UOC作成上の注意事項

UOC作成上の注意事項を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) UOCの構造

UOCで使用するローカル変数のサイズの合計は,各UOCで1024バイト以内になるよう作成してください。また,UOCの中で関数の再帰呼び出しはしないでください。

(2) UOCで使用できる関数

UOCを作成する場合,UOCでは次に示す関数だけが使用できます。ほかの関数を使用した場合,正常に動作しないことがあるためご注意ください。

(3) UOCの異常処理

TP1/NET/TCP/IPのUOCで異常を検知した場合,MCFの所定のリターンコードを使用してMCFに異常の発生を通知してください。UOCでプロセス終了となるシグナル,またはabort()を発行すると,MCFが異常終了します。

(4) UOCの実行タイミング

MCFが起動するUOCの実行タイミングは,OpenTP1システム,およびUAPの開始,終了シーケンスと同期しない場合があります。UAPより先にUOCが実行されたり,UAPがすべて終了してからUOCが呼び出されたりしてもよいように作ってください。