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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/TCP/IP編


2.3.6 メッセージとセグメントの関係

UAPの1回の関数で入出力できるメッセージの分割単位を,セグメントといいます。TP1/NET/TCP/IPを使用して相手システムと送受信する場合,一つのメッセージは一つのセグメントで構成されます。つまり,1回の関数の呼び出しで,一つのメッセージを送受信できます。ただし,MCFイベント(MCFが通知する特殊なメッセージ)は,二つのセグメントで構成されることがあります。これを受信する場合は,メッセージを受信する関数を2回呼び出してください。MCFイベントのセグメント構成については,「5.2.2 MCFイベント通知時のセグメント構成」を参照してください。

メッセージ送受信の関数で処理するセグメントの先頭には,MCFで使用されるヘッダ領域があります。C言語およびCOBOL言語のメッセージ送受信関数を使用している場合,ヘッダ領域の長さは,バッファ形式1とバッファ形式2で異なります。バッファ形式を省略した場合,バッファ形式1が仮定されます。