分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/TCP/IP編

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C言語のライブラリ関数の一覧

TP1/NET/TCP/IPで使用するC言語のライブラリ関数の一覧について説明します。

C言語のライブラリ関数に対応する機能の一覧を次の表に示します。

表3-1 C言語のライブラリ関数に対応する機能の一覧

関数名 機能
dc_mcf_contend 継続問い合わせ応答の終了
dc_mcf_receive メッセージの受信
dc_mcf_recvsync 同期型メッセージの受信
dc_mcf_reply 応答メッセージの送信
dc_mcf_resend メッセージの再送
dc_mcf_send 一方送信メッセージの送信
dc_mcf_sendrecv 同期型メッセージの送受信
dc_mcf_sendsync 同期型メッセージの送信
dc_mcf_tactcn コネクションの確立
dc_mcf_tactle 論理端末の閉塞解除
dc_mcf_tdctcn コネクションの解放
dc_mcf_tdctle 論理端末の閉塞
dc_mcf_tempget 一時記憶データの受け取り
dc_mcf_tempput 一時記憶データの更新
dc_mcf_tlscn コネクションの状態取得
dc_mcf_tlsle 論理端末の状態取得
dc_mcf_tlsln サーバ型コネクションの確立要求の受付状態取得
dc_mcf_tofln サーバ型コネクションの確立要求の受付終了
dc_mcf_tonln サーバ型コネクションの確立要求の受付開始

なお,UAP作成の詳細については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。その他の関数については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編」を参照してください。

NULLまたはヌル文字列設定時のコーディング例

C言語のライブラリ関数の引数にNULLまたはヌル文字列を設定する場合のコーディング例を示します。

NULLを設定する場合
char *resv01=NULL;
dc_mcf_receive(…, resv01, …);
ヌル文字列を設定する場合
char resv01[1]="\0";
dc_mcf_receive(…, resv01, …);
resv01以外のdc_mcf_receive関数の引数は省略しています。