trnlnkrm(リソースマネジャの登録)
このマニュアルでは,UNIX版OpenTP1との差異についてだけ説明します。差異がない部分については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
形式
trnlnkrm {〔-A 追加するOpenTP1提供RM名〔,追加するOpenTP1提供RM名〕…〕 〔-D 削除するOpenTP1提供RM名〔,削除するOpenTP1提供RM名〕…〕 〔-a 追加するOpenTP1提供以外のRM名 〔,追加するOpenTP1提供以外のRM名〕… -s RMスイッチ名〔,RMスイッチ名〕… -o "RM関連オブジェクト名〔△RM関連オブジェクト名〕…" 〔,"RM関連オブジェクト名〔△RM関連オブジェクト名〕…"〕…〕 〔-d 削除するOpenTP1提供以外のRM名 〔,削除するOpenTP1提供以外のRM名〕…〕 |〔-n〕} 〔-C "コンパイルオプション名〔△コンパイルオプション名〕…"〕 〔-B "リンケージオプション名〔△リンケージオプション名〕…"〕〔-l〕〔-f〕〔-P〕
オプション
●-A 追加するOpenTP1提供RM名 〜〈1〜31文字の英数字〉
追加するOpenTP1提供のリソースマネジャの名称として,OpenTP1_ISM,OpenTP1_XATMIは指定できません。これ以外に差異はありません。
●-D 削除するOpenTP1提供RM名 〜〈1〜31文字の英数字〉
削除するOpenTP1提供のリソースマネジャの名称として,OpenTP1_ISM,OpenTP1_XATMIは指定できません。これ以外に差異はありません。
●-o RM関連オブジェクト名 〜〈英数字〉
複数のオブジェクトを指定する場合,ダブルクォーテーション(”)で囲ってください。また,RM関連オブジェクト名称をパスで指定する場合,区切り文字には,'\\'を指定してください。これ以外に差異はありません。
●-C コンパイルオプション名 〜〈1〜512文字の文字列〉
コンパイルオプション名を指定する場合,ダブルクォーテーション(”)で囲ってください。COBOL2002でUAPを作成する場合は,必ず-C"/Zl"オプションを指定してください。これ以外に差異はありません。
●-B リンケージオプション名 〜〈1〜512文字の文字列〉
ライブラリリンケージ実行時に使用するリンケージオプション名を指定する場合,ダブルクォーテーション(”)で囲ってください。これ以外に差異はありません。
●-P
デフォルトで指定されているものと見なされるため,指定する必要はありません。これ以外に差異はありません。
注意事項
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このコマンドの実行には,Cコンパイラが必要です。コマンド実行時に,Visual Studioのclコマンド,linkコマンド,およびmtコマンドを起動するため,あらかじめ環境変数PATHにコマンドの格納先フォルダを指定してください。また,コンパイラを正常に動作させるための環境変数LIB,および環境変数INCLUDEの指定も必要です。詳細については,リリースノートを参照してください。
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このコマンドで作成される実行形式ファイルには,-Bオプションに/MANIFESTを指定した場合,マニフェストファイルが埋め込まれます。マニフェストファイルについては,Windowsのマニュアルを参照してください。
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このコマンドを実行する場合,必ず環境変数PATH,環境変数LIB,および環境変数INCLUDEの先頭にVisual Studioのパスを記述してください。記述しない場合,意図しないリンケージが行われるおそれがあります。