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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 使用の手引 Windows(R)編


6.7.2 GUIによるOpenTP1の起動と停止

GUIを操作して,OpenTP1の起動と停止ができます。また,起動オプション(開始モード),および停止オプション(停止モード)を設定してから,OpenTP1を起動または停止できます。

GUIで環境設定をしなくても,定義ファイルやOpenTP1ファイルシステムが作成されていれば,GUIでOpenTP1の起動と停止ができます。

GUIによるOpenTP1の起動の手順を次に示します。

  1. [スタート]−[プログラム]−[OpenTP1]−[OpenTP1 起動/停止]メニューを選択します。

    [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウが表示されます。

  2. [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで起動させたいOpenTP1のサービスを選択します。

  3. OpenTP1の起動オプション(開始モード)を指定する場合は,[OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで[オプション(O)...]ボタンをクリックします。

    [起動/停止オプション]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで[起動(S)]ボタンをクリックします。

    選択したOpenTP1のサービスが起動されます。

  5. [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで[更新(R)]ボタンをクリックします。

    選択したOpenTP1のサービスが最新の状態に更新されます。

  6. [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで[閉じる(C)]ボタンをクリックします。

    [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウが閉じ,OpenTP1の起動が完了します。

GUIによるOpenTP1の停止の手順を次に示します。

  1. [スタート]−[プログラム]−[OpenTP1]−[OpenTP1 起動/停止]メニューを選択します。

    [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウが表示されます。

  2. [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで停止させたいOpenTP1のサービスを選択します。

  3. OpenTP1の停止オプション(終了モード)を指定する場合は,[OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで[オプション(O)...]ボタンをクリックします。

    [起動/停止オプション]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで[停止(T)]ボタンをクリックします。

    選択したOpenTP1のサービスが停止されます。

  5. [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで[更新(R)]ボタンをクリックします。

    選択したOpenTP1のサービスが最新の状態に更新されます。

  6. [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで[閉じる(C)]ボタンをクリックします。

    [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウが閉じ,OpenTP1の停止が完了します。

    注意事項

    OpenTP1がKFCA00715-Eメッセージを出力した場合,[停止(T)]ボタンでは停止できないことがあります。その場合は,Windowsの[サービス]ダイアログ,またはnet stopコマンドで停止してください。停止方法の詳細については,「6.3 OpenTP1の停止」を参照してください。

OpenTP1の起動と停止で使用するウィンドウとダイアログボックスの詳細を説明します。

〈この項の構成〉

(1) [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウ

[OpenTP1 起動/停止]ウィンドウでは,選択したサービスを起動または停止できます。

[OpenTP1 起動/停止]ウィンドウは,[スタート]−[プログラム]−[OpenTP1]−[OpenTP1 起動/停止]メニューを選択すると表示されます。

[OpenTP1 起動/停止]ウィンドウを次に示します。

図6‒7 [OpenTP1 起動/停止]ウィンドウ

[図データ]

メニューバーについては,「6.7.1(1) [OpenTP1 環境設定]ウィンドウ」を参照してください。

「サービス名」ドロップダウンリスト

OpenTP1のサービスが表示されます。表示される内容は,[OpenTP1 環境設定]ウィンドウ(格納先情報)の「サービス名」ドロップダウンリストと同じです。[OpenTP1 環境設定]ウィンドウ(格納先情報)の「サービス名」ドロップダウンリストについては,「6.7.1(4) [OpenTP1 環境設定]ウィンドウ(格納先情報)」を参照してください。

「OpenTP1の状態」

「サービス名」ドロップダウンリストで選択したOpenTP1のサービスの状態が表示されます。

OpenTP1の開始または停止状態の詳細は,メッセージログファイルやイベントビューアで確認できます。

「起動」

[起動(S)]ボタンをクリックすると,「サービス名」ドロップダウンリストで選択したOpenTP1のサービスが起動します。「オプション」には,OpenTP1の起動オプション(開始モード)が表示されます。OpenTP1の起動オプション(開始モード)の詳細については,「(2) [起動/停止オプション]ダイアログボックス」を参照してください。

「停止」

[停止(T)]ボタンをクリックすると,「サービス名」ドロップダウンリストで選択したOpenTP1のサービスが停止します。「オプション」には,OpenTP1の停止オプション(終了モード)が表示されます。OpenTP1の停止オプション(終了モード)の詳細については,「(2) [起動/停止オプション]ダイアログボックス」を参照してください。

[更新(R)]ボタン

「サービス名」ドロップダウンリストに表示されたOpenTP1のサービスを最新の状態に更新します。

[オプション(O)...]ボタン

[起動/停止オプション]ダイアログボックスが表示されます。[起動/停止オプション]ダイアログボックスについては,「(2) [起動/停止オプション]ダイアログボックス」を参照してください。

[閉じる(C)]ボタン

GUIによるOpenTP1の起動,または停止の設定を終了します。

(2) [起動/停止オプション]ダイアログボックス

[起動/停止オプション]ダイアログボックスでは,OpenTP1の起動オプション(開始モード)および停止オプション(終了モード)を設定できます。それぞれのモードの詳細については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

[起動/停止オプション]ダイアログボックスは,[OpenTP1 起動/停止]ウィンドウで[オプション(O)...]ボタンをクリックすると表示されます。

[起動/停止オプション]ダイアログボックスを次に示します。

図6‒8 [起動/停止オプション]ダイアログボックス

[図データ]

「起動オプション」

OpenTP1の起動オプション(開始モード)を,次のラジオボタンから選択します。

  • 「指定なし(デフォルト)(E)」

    前回のオンラインが正常に終了して引き継ぐ情報がないとき,または新たにOpenTP1を開始するときに正常開始します。正常開始ができない場合は,前回の処理内容を引き継ぐために再開始します。

  • 「強制正常開始(N)」

    前回の停止オプション(終了モード)に関係なく,OpenTP1を強制的に正常開始します。

  • 「ユーザサーバを起動しない(U)」

    再起動するときに,ユーザサーバを起動しません。

「停止オプション」

OpenTP1の停止オプション(終了モード)を,次のラジオボタンから選択します。

  • 「指定なし(デフォルト)(H)」

    OpenTP1を正常終了します。

  • 「計画停止A(A)」

    新しいサービス要求の受け付けを禁止し,スケジュールキュー上のすべてのサービス要求の処理を完了したあと,OpenTP1を終了します。

  • 「計画停止B(B)」

    現在実行しているサービスの完了を待って,OpenTP1を終了します。

  • 「強制正常停止(G)」

    運用中に異常終了したサーバがあっても,正常終了と同じように,新しいサービス要求の受け付けを禁止し,スケジュールキュー上のすべてのサービス要求の処理を完了したあとに,OpenTP1を終了します。

    また,ユーザサーバの状態に関係なく,強制的に正常終了します。

  • 「強制停止(F)」

    現在実行しているサービスの完了を待たないで,すぐにOpenTP1を強制停止します。

  • 「強制停止(core)(D)」

    稼働するすべてのプロセスのコアファイル,および共用メモリ情報を取得して,OpenTP1を強制停止します。

[OK(O)]ボタン

選択したオプションを反映してダイアログボックスを閉じます。

[キャンセル(C)]ボタン

選択したオプションを反映しないでダイアログボックスを閉じます。