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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 使用の手引 Windows(R)編


6.5.2 スケールアウトの運用

Windows版OpenTP1では,スケールアウトの運用のスケールアウトのシナリオ構成のうち,新しいOpenTP1ノードを追加するシナリオがUNIX版OpenTP1と異なります。UNIX版OpenTP1と共通の部分については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」のスケールアウトの運用についての説明を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 新しいOpenTP1ノードを追加するシナリオ

新しいOpenTP1ノードを追加するシナリオの実行順序を,次に示します。

図6‒1 新しいOpenTP1ノードを追加するシナリオの実行順序

[図データ]

注※

INST_DIRは,OpenTP1_GetInstDirから引き継がれる変数です。

各シナリオテンプレートの説明を次の表に示します。図中の番号と表中の番号は対応しています。

表6‒3 シナリオテンプレートの名称と説明

図中の番号

シナリオテンプレートの名称

説明

1

OpenTP1_GetInstDir※1

OpenTP1インストールフォルダの取得

2

OpenTP1_MakeTP1Dir※1

OpenTP1フォルダの作成

3

OpenTP1_SetConfig※1

OpenTP1の定義設定

4

OpenTP1_ChangeNodeID※2

ノードIDの設定

5

OpenTP1_Deploy※2

OpenTP1の登録

6

OpenTP1_MakeFileSystem※1

OpenTP1ファイルシステムの作成

7

OpenTP1_Start※2

OpenTP1の起動

8

OpenTP1_StartUAP※2

UAPの起動

注※1

ユーザが作成します。OpenTP1が提供するサンプルについては,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」のサンプルシナリオテンプレートの利用についての説明を参照してください。

注※2

OpenTP1が提供します。詳細については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」のシナリオテンプレートの詳細についての説明を参照してください。また,OpenTP1_Deployについては,「6.5.4(1) OpenTP1_Deploy」を参照してください。