5.10.2 サンプルを使う手順
サンプルを使う手順について説明します。TP1/LiNKのサンプルを使うまでの手順を次の図に示します。
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(1) アプリケーションプログラムを作成します
アプリケーションプログラムは,次に示す手順で作成します。
(a) 実行形式ファイルを作成します
アプリケーションプログラムのソースプログラムを実行形式ファイルにするときは,Microsoft Visual C++のツールのnmakeコマンドを使います。nmakeコマンドで使うmakefileは,アプリケーションプログラムのフォルダ(c\またはcobol\)にそれぞれ格納してあります。
nmakeコマンドは,c\フォルダまたはcobol\フォルダに移動してから実行します。
コマンド入力例を次に示します。
- C言語の場合(スタブを使う場合)
C:\>cd \OpenTP1\sample\tp1link\c <CR> C:\OpenTP1\sample\tp1link\c> nmake <CR>
- C言語の場合(サービス関数動的ローディング機能を使う場合)
C:\>cd \OpenTP1\sample\tp1link\c <CR> C:\OpenTP1\sample\tp1link\c> nmake /f make_svdl <CR>
- COBOL言語の場合(スタブを使う場合)
C:\>cd \OpenTP1\sample\tp1link\cobol <CR> C:\OpenTP1\sample\tp1link\cobol> nmake <CR>
- COBOL言語(COBOL2002)の場合(サービス関数動的ローディング機能を使う場合)
C:\>cd \OpenTP1\sample\tp1link\cobol <CR> C:\OpenTP1\sample\tp1link\cobol> nmake /f make_svdl <CR>
これらのコマンドを実行すると,c\フォルダまたはcobol\フォルダの下にSPPとSUPの実行形式ファイルが作成されます(サービス関数動的ローディング機能を使う場合はUAP共用ライブラリファイルも作成されます)。作成される実行形式ファイル名およびUAP共用ライブラリファイル名を次の表に示します。
言語種別 |
ファイル種別 |
スタブを使う場合 |
サービス関数動的ローディング機能を使う場合 |
---|---|---|---|
C言語 |
実行形式ファイル名 |
|
|
UAP共用ライブラリファイル名 |
− |
libsv.dll |
|
COBOL言語 |
実行形式ファイル名 |
|
|
UAP共用ライブラリファイル名 |
− |
libsv.dll |
- (凡例)
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−:作成されません。
(2) アプリケーションプログラムの実行環境を設定します
アプリケーションプログラムの実行環境を設定する手順を次に示します。
(a) 実行環境を設定したファイルをコピーします
サンプルでは,アプリケーションプログラムの実行環境を設定したファイルも格納してあります。
実行環境を設定したファイルは,%DCDIR%\sample\tp1link\conf\フォルダの下に,SPP用とSUP用の両方が格納してあります。実行環境を設定したファイル名を次の表に示します。これらのファイルを,%DCDIR%\conf\フォルダの下にコピーしてください。
言語種別 |
スタブを使う場合 |
サービス関数動的ローディング機能を使う場合 |
---|---|---|
C言語 |
|
|
COBOL言語 |
|
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(4) ユーザサーバを実行します
TP1/LiNKを開始したあとで,次に示す手順でユーザサーバを開始してください。
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[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウを使って,サーバのAP(spp,spp2,cblsppまたはcblspp2)を開始します。サーバのAPがオンライン状態になると,TP1/LiNKのメッセージログとWindowsのイベントビューアにメッセージが登録されます。
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サーバのAPがオンライン状態になったことを確認したあとで,[TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウを使って,クライアントのAP(sup,sup2,cblsupまたはcblsup2)を開始します。クライアントのAPからサービスが要求されて,サーバのAPがデータベースを参照および更新します。