4.3.8 MSCSへの設定
MSCS構成でTP1/LiNKを使用するためのクラスタアドミニストレータの設定について説明します。
なお,MSFC(Microsoft Failover Cluster)またはWSFC(Windows Server Failover Clustering)を使用する場合は,その環境に合わせて用語を置き換えてお読みください。
- 〈この項の構成〉
(1) グループの定義
クラスタアドミニストレータの[ファイル]メニューから[新規作成]をクリックし,次に[グループ]をクリックします。
設定内容 |
設定例 |
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[名前][説明]を入力します。ここでグループ名称と詳細説明が設定されます。 |
[名前]:TP1/LiNK [説明]:TP1/LiNKグループ |
優先所有者を定義します。グループのフェールバック許可を設定した場合,優先所有者に設定された順序でフェールバックされます。優先所有者を設定しない場合はフェールバックされません。 |
node-Aを優先的に所有者にしたい場合は,node-A, node-Bの順に登録します。 |
(2) リソースの定義
クラスタアドミニストレータの[ファイル]メニューから[新規作成]をクリックし,次に[リソース]をクリックします。
項番 |
設定内容 |
設定例 |
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1 |
物理ディスクリソースを作成します。 Disk Groupがデフォルトで作成されていて,そのグループにリソースとしてディスクドライブが定義されています。したがって,このリソースを先に作成したグループに移動してください。 |
Disk Group1のリソース「Disk F:」をTP1/LiNKに移動します。 |
2 |
IPアドレスリソースを作成します。
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3 |
汎用サービスリソースを作成します。
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4 |
依存関係を変更します。 TP1/LiNKリソースは,[IPアドレス]と[共有ディスク]リソースとの依存関係を必要とします。 TP1/LiNKリソースの[プロパティ]−[依存関係の変更]を選択して,[依存関係変更]ダイアログボックスの[IPアドレス]および[共有ディスク]を[利用できるリソース]から[リソースの依存関係]へ移動します。 |
次のように設定します。 IPアドレス:「TP1/LiNK_IP」 共有ディスク:「Disk F:」 |
5 |
TP1/LiNKリソースに異常が発生した場合,現用系のマシンでリトライするか,すぐに待機系に処理を移すかの設定を,リソースのプロパティで行うことができます。 TP1/LiNKリソースの[プロパティ]−[詳細設定]を選択して,すぐに待機系に処理を移したい場合は[しきい値]を0に設定してください。 |
該当しません。 |
6 |
TP1/LiNKリソースの連続異常終了の監視については,グループのプロパティで設定できます。 TP1/LiNKグループの[プロパティ]−[フェールオーバー]を選択して,[しきい値]および[期間]を設定してください。 |
該当しません。 |