4.1.4 OpenTP1以外のリソースマネジャ連携時の注意事項
OpenTP1以外のリソースマネジャを使用する場合,次の点に注意してください。
-
TP1/LiNKとDBMSをXAインタフェースで連携して使用する場合,障害の多くは[OPEN,CLOSE文字列]ダイアログボックスの指定に誤りがあるために発生します。その際には,KFCA00901-Wメッセージが出力されます。[OPEN,CLOSE文字列]ダイアログボックスの指定を見直してください。
-
TP1/LiNKとリソースマネジャをX/OpenのXAインタフェースで連携した場合には,トランザクションの開始,および同期点取得は,TP1/LiNKの提供している次の関数を使用してください。
-
dc_trn_begin()
-
dc_trn_chained_commit()
-
dc_trn_chained_rollback()
-
dc_trn_unchained_commit()
-
dc_trn_unchained_rollback()
-
tx_begin()
-
tx_commit()
-
tx_rollback()
リソースマネジャのSQL言語などでコミット,ロールバック指示をした場合,またはリソースマネジャがXA連携時に禁止している機能を使用した場合には,トランザクション処理が正常に実行されないで,リソース間の不整合が発生したり,TP1/LiNKシステムがダウンしたりすることがあります。
-
-
リソースマネジャと接続する際には,あらかじめMicrosoft Visual C++の実行に必要な環境変数(Path,Include,Lib)に設定しておいてください。
-
TP1/LiNKとリソースマネジャをX/OpenのXAインタフェースで連携する場合には,リソースマネジャの関連サービスがすべて起動されていることを確認してください。
-
TP1/LiNKシステムへリソースマネジャの登録を行うと,トランザクションサービスプロセスがリソースマネジャのDLLを使用します。したがって,[システム環境設定]ウィンドウの[サーチパス]欄にリソースマネジャのDLLの存在するパスを指定してください。指定例を次に示します。
- Microsoft SQL Serverの場合
-
c:\mssql\binn
- HiRDBの場合
-
c:\hirdb_s\client\utl
- Oracleの場合
-
c:\orant\bin