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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/J編


3.2.4 トレース出力の指示

各種トレースを取得するには,TP1/Client/J環境定義で設定するか,または実行時にメソッドで指定します。

ただし,Javaアプレットでは,セキュリティの制約からトレースを取得できません。また,Javaサーブレットは,使用するアプリケーションサーバによってセキュリティの制約に違いがあります。詳細は使用するアプリケーションサーバを確認してください。実行時にトレースの取得の有無を変更できるのは,setUapTraceMode,setDataTraceMode,setErrorTraceMode,およびsetMethodTraceModeの四つのメソッドです。

各トレースファイルが出力する内容については,「2.11.1 トレースファイルの出力内容」を参照してください。これらのトレースは次のメソッドを実行した時点から出力されます。

setUapTraceModeメソッド

TP1Clientクラスの各メソッドの呼び出し情報をファイルに出力することを指定します。

setDataTraceModeメソッド

TP1/Serverとの通信データをファイルに出力することを指定します。

setErrorTraceModeメソッド

エラー発生時の情報をファイルに出力することを指定します。

setMethodTraceModeメソッド

TP1Clientクラスの内部メソッドの走行履歴をファイルに出力することを指定します。Java環境では障害情報が少ないため,どの処理で障害が発生したかを調査するために採取します。