2.7 動的定義変更機能
TP1/Client/Jは,TP1/Client/J環境定義をrpcOpenメソッド内で解析し,CUPに一意の情報として格納しています。
動的定義変更機能を使用すると,TP1/Client/J環境定義で定義しなかったオペランドの値を設定したり,TP1/Client/J環境定義で定義したオペランドの値を動的に変更したりできます。なお,動的定義変更メソッドを呼び出して変更したオペランドの値は,CUPが終了するまで(rpcCloseメソッドが呼び出されるまで)の間は,同じ動的定義変更メソッドを呼び出してオペランドの値を変更しないかぎり,変更されません。
TP1/Client/J環境定義の値と,動的定義変更機能で設定した値のどちらが有効になるかは,メソッドの呼び出し順序で決定します。
- rpcOpenメソッドを呼び出したあとに動的定義変更メソッドを呼び出した場合
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動的変更メソッドで変更したオペランドの値が有効になります。
- 動的定義変更メソッドを呼び出したあとにrpcOpenメソッドを呼び出した場合
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TP1/Client/J環境定義で定義されているオペランドの値が有効になります。