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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/J編


2.3.1 トランザクションの開始と同期点取得

CUPからtrnBeginメソッドを呼び出して,トランザクションを開始します。

trnBeginメソッドを呼び出してから,同期点取得(コミット)までが,グローバルトランザクションの範囲です。trnBeginメソッドを呼び出したあと,そのグローバルトランザクションの中で新たなtrnBeginメソッドは呼び出せません。CUPからSPPへRPCを実行すると,CUPはルートトランザクションブランチとなり,RPC先のSPPはトランザクションブランチとして実行されます。TP1/Client/J環境定義のdcrapautoconnectオペランドにYを指定した場合のトランザクションとRPCの関係を次の図に示します。

図2‒11 トランザクションとRPCの関係(dcrapautoconnectオペランドにYを指定した場合)

[図データ]