2.1.2　認証要求先のTP1/Serverの指定

認証要求を行う先の，窓口となるTP1/Serverは次の順に評価し，決定します。

dc_clt_cltin_s関数の引数target_hostに指定されたノード
クライアント環境定義のDCHOSTで指定されたノード（dc_clt_cltin_s関数の引数target_hostにNULLを指定した場合）
任意のTP1/Serverに問い合わせ（ブロードキャスト），最初に応答を返してきたノード（dc_clt_cltin_s関数の引数target_hostにNULLを指定し，かつクライアント環境定義DCHOSTの指定がなかった場合）

なお，認証要求先として，複数のホスト（ノード）を指定することができます。

複数ホストが指定された場合，先頭に指定されたホストが認証要求先となります。接続に失敗した場合，次に指定されたホストが認証要求先となり，接続に成功するまでこれを繰り返します。

また，複数ホストの中から，認証要求先をランダムに選択したい場合は，クライアント環境定義DCHOSTSELECTにYを指定します。接続に失敗した場合，残りのホストの中から再びランダムに選択し，接続に成功するまでこれを繰り返します。

指定されたすべてのホストとの接続に失敗した場合，dc_clt_cltin_s関数はDCCLTER_OLTF_NOT_UPでエラーリターンします。

詳細については「2.3.12　窓口となるTP1/Serverの負荷分散」を参照してください。