2.1.1 ユーザ認証の実現方法
TP1/ClientからTP1/Serverへサービスを要求する時には,CUPからdc_clt_cltin_s関数を実行する必要があります。このときにユーザ名,パスワードを指定して,TP1/Server側のサービスを受けられるユーザであることの認証を要求します。
TP1/Server側では,UNIXやWindowsのユーザ管理情報を基にクライアントユーザの認証を行います。
ユーザ認証機能を使用するためにはTP1/Server側で次の準備をする必要があります。
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UNIXシステムであれば/etc/passwdにログイン名とパスワードを登録し,Windowsシステムであればユーザマネージャでユーザ登録をしておきます。
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TP1/Serverのシステム共通定義client_uid_checkにはYを指定します。Nの場合は,ユーザ管理情報にないユーザ名でも認証を受けることができます。
なお,TP1/Serverを実行するOSによっては,ユーザ認証機能を使用できません。TP1/Server側のマニュアルなどをご確認ください。
ユーザ認証機能を使用できない場合は,ユーザ認証を抑止することをお勧めします。ユーザ認証の抑止については,「2.1.3 ユーザ認証の抑止」を参照してください。