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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


11.1.2 ユーザサービス定義

オフラインテスタの実行に必要な定義を,ユーザサービス定義で定義します。定義方法や記述形式は,OpenTP1のユーザサービス定義と同じです。ユーザサービス定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 形式

(a) set形式

set service = "サービス名 = エントリポイント名"
             〔,"サービス名 = エントリポイント名"〕
              … 〔set server_type = betran|xatmi〕

(b) putenv形式

{{〔putenv 環境変数名 環境変数値〕}}

(2) 機能

ユーザサービス定義として定義することで,オフラインテスタを実行できます。

(3) オペランド

(a) set形式

  • service = "サービス名 = エントリポイント名"

    このサービスグループに属するサービス名と,そのサービスを使用できるエントリポイント名の組を,すべてのサービスについて指定します。

    エントリポイント名とはC言語の関数であり,COBOL言語のプログラム名,または入り口名のことです。ここで指定するエントリポイント名は,RPC(XATMI)インタフェース定義に指定する名称と同じものを指定します。

    RPC(XATMI)インタフェースのサービス関数,およびRPC(XATMI)インタフェース定義については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。

  • server_type = betran | xatmi  〜《betran》

    OpenTP1(RPC)の関数を使用するか,XATMIの関数を使用するかを指定します。

    betran:OpenTP1(RPC)の関数を使用します。

    xatmi:XATMIの関数を使用します。

(b) putenv形式

  • 環境変数名

    このサービスグループのプロセスで,指定した環境変数に値を設定します。

    COBOL言語の動作環境をOpenTP1が起動するため,COBOL言語環境の設定に使用します。UAPの実行形式プログラムごとに,任意の環境変数を与えられます。標準C言語ライブラリ'putenv'を参照してください。

(4) 定義例

(a) set形式

set service      = "service = xwsvkd0100"
set server_type  = betran

(b) putenv形式

putenv    CBLCORE 1