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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


10.3 サーバUAPのシミュレート

オフラインテスタでは,サーバUAPの代わりとなってクライアントUAPが要求するサービスを実行できます。そのため,ユーザはサーバUAPがなくてもクライアントUAPをテストできます。これを,サーバUAPシミュレート機能といいます。

サーバUAPのシミュレートは,OpenTP1のコマンドでシミュレートするサーバUAPを起動して実行します。ユーザは,クライアントUAPへ渡す応答データを,あらかじめサービス応答データファイルに作成しておきます。クライアントUAPからサービス要求があると,オフラインテスタは応答データをファイルから読み込み,クライアントUAPに返します。

サービス応答データファイルには,シミュレートするUAPのインタフェース別に,次の3種類があります。

シミュレートするサーバUAPは,オフラインテスタ環境定義で,あらかじめシミュレート対象であることを定義しておきます。このサーバUAPはシミュレートの対象となり,実際には起動されません。

サーバUAPシミュレート機能の概要を,次の図に示します。

図10‒2 サーバUAPのシミュレート

[図データ]

〈この節の構成〉