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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


8.2 テストモードの重複

あるアプリケーションに対して,テストモードになる指示単位が二つ以上ある場合,そのアプリケーションに対するテスト環境は,論理端末,アプリケーション,サービスグループの順に有効になります。

例えば,あるアプリケーションをテストモードの論理端末から入力する場合,該当するアプリケーションのテスト環境をmcfauapsコマンドで指定しても,mcftulesコマンドで指定した論理端末のテスト環境が有効になります。テストモードでない論理端末から入力したアプリケーションに対してmcfauapsコマンドでテスト環境を指定した場合は,そのテスト環境が有効になります。

論理端末とアプリケーションのテストモードの重複指定に関する扱いを,次の表に示します。

表8‒1 テストモードの重複指定に関する扱い

論理端末

アプリケーション

サービスグループ

テストモード情報が有効な単位

論理端末

×

論理端末

×

論理端末

×

論理端末

×

アプリケーション

×

アプリケーション

×

サービスグループ

×

(凡例)

○:テスト指定があります。

×:テスト指定がありません。

−:該当しません。