2.9 デバッガの連動
オンラインテスタでは,オンライン環境下でテスト専用UAPのSUP,SPP,およびMHPをデバッガと連動しながらテストを実行できます。これを,デバッガ連動機能といいます。
ユーザサービス定義でUAPごとにデバッガの連動を指定し,オンラインテスタのコマンドで実行すると,UAPのmain関数からデバッガと連動して動作します。
デバッガを連動させると,1ステップ単位のデバッグやバッチ形式のデバッグが,簡単にできます。
使用できるデバッガを次に示します。
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dbx
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cbltd(COBOL2002)
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cblcv(COBOL2002)
オンライン環境下でデバッガと連動してテストするUAPは,あらかじめ,オフライン環境下でテストを実行してください。また,複数のユーザが同一ノード上でデバッガと連動してテストを実行することは避けてください。これは,デバッガ連動中のUAPが異常終了した場合に,OpenTP1システムへの影響を防ぐためです。
デバッガと連動して動作するUAPのトレース情報は,デバッガと連動していないUAPと同様に取得できます。ただし,オンラインテスタがトレース情報を出力するタイミングによって,一部またはすべてのトレース情報が取得できない場合があります。
デバッガ連動機能の概要を,次の図に示します。