1.1.2 logcatコマンド,およびリアルタイム出力機能で標準出力へ出力する場合
メッセージとして,メッセージIDとメッセージテキストのほかに,付加情報が出力されます。付加情報とは,logcatコマンドのオプションフラグ,およびログサービス定義のオペランドの指定で選択した情報のことです。オプションフラグの指定,およびログサービス定義のオペランドを省略すると,システムID,年月日,時間,要求元ホスト名,要求元プログラムIDが付加情報として出力されます。
標準出力に出力される付加情報とメッセージの形式を次に示します。
AAAAAAA BB……BB CCCCCCC DD yyyy/mm/dd hh:mm:ss EEEEEEEE FFF KFCA00000-X YY……YY
- 付加情報
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AAAAAAA:メッセージ通番(半角数字7文字)
BB……BB:プロセスID(半角数字10文字または,半角数字5文字)
ログサービス定義の環境変数DCLOGDEFPIDに1を指定して出力されたメッセージの場合は,半角数字5文字となります。
CCCCCCC:プロセス内メッセージ通番(半角数字7文字)
DD:システムID(半角英数字2文字)
yyyy/mm/dd:年月日(半角数字10文字)
hh:mm:ss:時分秒(半角数字8文字)
EEEEEEEE:要求元ホスト名(半角英数字8文字)
FFF:要求元プログラムID(OpenTP1のサービス名の略号)(半角英数字3文字)
- メッセージ固定部
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KFCA00000-X:メッセージID(半角英数字11文字)
YY……YY:メッセージテキスト(ご使用のOSがLinuxの場合は最大444バイト,Linux以外の場合は最大222バイト)
- 注
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記載している形式はすべての付加情報を出力するケースです。コマンドのオプションフラグやログサービス定義の指定によっては,出力されない付加情報もあります。また,出力対象となった付加情報だけを左詰めで出力します。指定によっては付加情報の位置が変わります。