分散トランザクション処理機能 OpenTP1 メッセージ

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KFCA00830-E

サーバを起動できません。サーバ名:aa....aa
理由コード=bbbbbbbbbb  (L+E)

サーバの起動処理中に障害が発生しました。
aa....aa:起動できないサーバのサーバ名(8文字以内の英数字)
bb....bb:障害の内容を示す理由コード(10けた以内の数字)
理由コードと対策を表に示します。
(S)サーバの起動処理を中止します。
(O)該当するサーバを起動する必要がある場合は,OpenTP1管理者の処置後,サーバ起動コマンド(dcsvstart)でサーバを起動してください。
〔対策〕理由コード一覧を見て対策してください。
理由コード 意味 対策
1 該当サーバ,またはサービスグループ起動済み 指定されたサーバ,またはサービスグループは,すでに起動されています。指定誤りの場合は,正しいサーバ名,またはサービスグループ名(ユーザサービス定義)を指定して,dcsvstartコマンドを入力してください。
2 タイミングエラー スケジューラが未開始,または終了中です。システム再開始後,dcsvstartコマンドを入力してください。
3 サーバ数不正 スケジューラ下で動作できるサーバ数を超えました。スケジュールサービス定義のscd_server_countを見直し,対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。
4 通信障害発生 以前に障害メッセージが出力されていれば,そのメッセージに従って対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。
5 プログラムバージョン不一致 OpenTP1の各ライブラリのバージョンを見直し,対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。
6 常駐プロセス起動不可 次の手順で対策してください。
(1)プロセスサービス定義のprc_process_countオペランドのプロセス数を見直してください。
(2)オペレーティングシステムのプロセス数を見直してください。
(3)dcsvstartコマンドを入力してください。
7 メモリ不足 直前にKFCA00855-Eが出力され,その領域種別がSTATIC_SHMPOOLまたはDYNAMIC_SHMPOOLの場合は,システム環境定義で指定したメモリサイズを見直してください。それ以外の場合は,直前に出力されるメッセージに従って対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。
8 定義解析エラー 以前に障害メッセージが出力されていれば,そのメッセージに従って対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。障害メッセージが出力されていなければ,ユーザサービス定義,ユーザサービスデフォルト定義のparallel_countオペランド,またはserviceオペランドを見直し,対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。
10 スケジュールバッファグループ指定不正 ユーザサービス定義に指定したスケジュールバッファグループ名が不正です。指定誤りの場合は,正しいスケジュールバッファグループ名を指定したあと,ユーザサーバを起動し直してください。
11 スケジュールバッファグループ指定オプション組み合わせ不正 ユーザサービス定義のscdbufgrp定義コマンドでメッセージ格納バッファ使用制限サイズ(-sオプション)とメッセージ格納バッファ使用制限率(-pオプション)を同時に指定しています。
ユーザサービス定義のscdbufgrp定義コマンドを見直し,対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。
12 スケジュールバッファグループ指定メッセージ格納バッファ使用制限サイズ指定値不正 ユーザサービス定義のscdbufgrp定義コマンドでメッセージ格納バッファ使用制限サイズ(-sオプション)の指定値が,スケジュールサービス定義で指定されているメッセージ格納バッファプール長より大きいです。
ユーザサービス定義のscdbufgrp定義コマンドを見直し,対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。
13 スケジュールバッファグループ指定メッセージ格納バッファ使用制限値不正 ユーザサービス定義のscdbufgrp定義コマンドが不正です。次の定義不正が考えられます。
  • メッセージ格納バッファ使用制限サイズ(-sオプション) の指定値が,スケジュールサービス定義のscdbufgrp定義コマンドに指定されているメッセージ格納バッファセル長(-lオプション)より小さいです。
  • メッセージ格納バッファ使用制限率(-pオプション)から算出されるメッセージ格納バッファ使用制限サイズがスケジュールサービス定義のscdbufgrp定義コマンドに指定されているメッセージ格納バッファセル長(-lオプション)より小さいです。
ユーザサービス定義のscdbufgrpを見直し,対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。
21 マルチスケジューラ定義不正 ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義のscdmulti定義コマンドが不正です。次の定義不正が考えられます。
  • scdmulti定義コマンドが複数指定されています。
  • -gオプションに指定した名称がスケジュールサービス定義のscdmulti定義コマンドで指定されていません。
  • -gオプションを省略したが,スケジュールサービス定義に-gオプションを省略したscdmulti定義コマンドが指定されていません。
scdmulti定義コマンドを正しく定義し直したあと,再度サーバを起動してください。
31 ノード間負荷バランス拡張機能定義不正 ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義のlevelup_queue_countオペランド,またはleveldown_queue_countオペランドが不正です。定義の指定値を見直し,対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。
32 ノード間負荷バランス拡張機能共用メモリ取得失敗 ノード間負荷バランス機能で必要な共用メモリが不足しています。システム環境定義で指定した静的共用メモリサイズを見直し,対策したあと,dcsvstartコマンドを入力してください。