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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編


X/Openに準拠したAPI

X/Openに準拠したAPI(XATMIインタフェース,TXインタフェース)と機能の対応を表4-1に,OpenTP1のUAPとの関係を表4-2に示します。

表4‒1 X/Openに準拠したAPIと機能の対応

機能

X/Openに準拠した関数名と機能

XATMIインタフェース

TPACALL

リクエスト/レスポンス型サービスの呼び出し

TPADVERTISE

サービス名の広告

TPCALL

リクエスト/レスポンス型サービスの呼び出しと応答の受信

TPCANCEL

リクエスト/レスポンス型サービスのキャンセル

TPCONNECT

会話型サービスとのコネクションの確立

TPDISCON

会話型サービスとのコネクションの切断

TPGETRPLY

リクエスト/レスポンス型サービスからの非同期応答の受信

TPRECV

会話型サービスからのメッセージの受信

TPRETURN

サービスルーチンからのリターン

TPSEND

会話型サービスへのメッセージの送信

TPSVCSTART

サービスルーチンの開始

TPUNADVERTISE

サービス名の広告の取り消し

TXインタフェース

TXBEGIN

トランザクションの開始

TXCLOSE

リソースマネジャ集合のクローズ

TXCOMMIT

トランザクションのコミット

TXINFORM

現在のトランザクションに関する情報の返却

TXOPEN

リソースマネジャ集合のオープン

TXROLLBACK

トランザクションのロールバック

TXSETCOMMITRET

commit_return特性の設定

TXSETTIMEOUT

transaction_timeout特性の設定

TXSETTRANCTL

transaction_control特性の設定

表4‒2 X/Openに準拠したAPIとOpenTP1のUAPとの関係

X/Openに準拠したAPI

SUP

SPP

MHP

オフラインの業務をするUAP

Trnの処理の範囲でない

Trnの処理範囲

Trnの処理の範囲でない

Trnの範囲

Trnの処理の範囲でない

Trnの処理範囲

root

root

root以外

root

TPACALL

TPADVERTISE

※1

※1

※1

TPCALL

TPCANCEL

TPCONNECT

TPDISCON

TPGETRPLY

TPRECV

TPRETURN

※2

※2

※2

TPSEND

TPSVCSTART※3

TPUNADVERTISE

※1

※1

※1

TXBEGIN※4

TXCLOSE

TXCOMMIT

TX-CHAINED 指定※4

TXCOMMIT

TX-UNCHAINED 指定※4

TXINFORM

TXOPEN

TXROLLBACK

TX-CHAINED指定※4

TXROLLBACK

TX-UNCHAINED指定※4

TXSETCOMMITRET※4

TXSETTIMEOUT※4

TXSETTRANCTL※4

(凡例)

Trn:トランザクション

root:ルート

○:該当する条件で呼び出せます。

−:該当する条件では呼び出せません。

MHPの「トランザクションの処理の範囲でない」とは,非トランザクション属性のMHP,またはMHPのメインプログラムの範囲を示します。

注※1

サービスプログラムの中でだけ,呼び出せます。

注※2

XATMIインタフェースのサービスプログラムをリターンするためだけに使用します。

注※3

TPSVCSTARTは,サービスプログラムで必ず呼び出すAPIです。

注※4

このAPIを呼び出すUAPは,ユーザサービス定義でatomic_update=Yを指定してください。