CBLDCMCF('TLSCN ')
- 〈このページの構成〉
形式
PROCEDURE DIVISIONの指定
CALL 'CBLDCMCF' USING 一意名1 一意名2 一意名3
DATA DIVISIONの指定
01 一意名1. 02 データ名A PIC X(8) VALUE 'TLSCN '. 02 データ名B PIC X(5). 02 FILLER PIC X(3). 02 データ名C PIC X(4). 02 データ名D PIC X(28) VALUE SPACE. 02 データ名E PIC 9(9) COMP. 02 データ名F1 PIC X(8). 02 データ名F2 PIC X(56) VALUE SPACE. 02 データ名G PIC X(8) VALUE SPACE. 02 データ名H PIC X(8) VALUE SPACE. 02 データ名I PIC X(144) VALUE SPACE. 02 データ名J PIC X(184) VALUE SPACE. 02 データ名K PIC 9(9) COMP VALUE ZERO. 01 一意名2. 02 データ名L PIC 9(9) COMP VALUE ZERO. 01 一意名3. 02 データ名M PIC 9(9) COMP. 02 一意名4. 03 データ名N PIC X(8). 03 データ名O PIC X(4). 03 データ名P PIC X(4). 03 データ名Q PIC X(40) VALUE LOW-VALUE.
機能
コネクションの状態を取得します。
UAPで値を設定するデータ領域
●データ名A
コネクション状態取得を示す要求コードを「VALUE 'TLSCN△△△'」と設定します。
●データ名C
状態を取得するコネクションの指定方法を設定します。
- 'LE△△'
-
状態を取得するコネクションを論理端末名称で指定するときに設定します。
- 'CN△△'
-
状態を取得するコネクションをコネクションIDで指定するときに設定します。
- 空白
-
省略されたものとして,'LE△△'(論理端末名称指定)が仮定されます。
●データ名D
空白を設定します。
●データ名E
処理対象のコネクションを持つMCF通信サービスのMCF通信プロセス識別子※を設定します。設定できる範囲は0〜239です。
論理端末名称を使用してコネクションの状態取得を要求する場合は,無効となります。
0を指定すると,該当するコネクションIDが属するMCF通信サービスを検索します。MCF通信サービスが多い構成やUAPからこの関数を多数発行する場合は,MCF通信プロセス識別子の指定をお勧めします。
- 注※
-
MCF環境定義(mcftenv -s)で指定するMCF通信プロセス識別子は16進数とみなしてください。
例えば,MCF通信プロセス識別子が10の場合,16を設定してください。
●データ名F1
状態を取得するコネクションの論理端末名称,またはコネクションIDを設定します。論理端末名称,またはコネクションIDは8バイト以内で設定してください。8バイトに満たない名称を設定する場合は,後ろを空白で埋めてください。
●データ名F2,データ名G,データ名H,データ名I,データ名J
空白を設定します。
●データ名K,データ名L
0を設定します。
●データ名M
一意名4から一意名nの数(データ名N・データ名O・データ名Pとデータ名Qの組の数)として,1を設定します。
処理終了後は,該当するコネクションの個数が返されます。
●データ名Q
MCFで使用する領域です。
OpenTP1から値が返されるデータ領域
●データ名B
ステータスコードが,5けたの数字で返されます。
●データ名M
この関数の対象となったコネクションの個数が返されます。
●データ名N
要求したコネクションのコネクションIDが設定されます。
●データ名O
要求したコネクションのプロトコル種別が設定されます。
- 'UA△△'
-
TP1/NET/User Agent(OSAS/UAプロトコル)
- 'TP△△'
-
TP1/NET/OSI-TP(OSI TPプロトコル)
- 'XP△△'
-
TP1/NET/XMAP3
- 'NIF△'
-
TP1/NET/OSAS-NIF(NIF/OSIプロトコル)
- 'SL2△'
-
TP1/NET/SLU - TypeP2(SLUTYPE-Pプロトコル(2次局))
- 'TCP△'
-
TP1/NET/TCP/IP(TCP/IPプロトコル)
●データ名P
要求したコネクション状態として,次の値が設定されます。
- 'ACT△'
-
コネクションが確立されていることを示します。
- 'ACTB'
-
コネクションが確立処理中であることを示します。
- 'DCT△'
-
コネクションが解放されていることを示します。
- 'DCTB'
-
コネクションが解放処理中であることを示します。
ステータスコード
ステータスコード |
意味 |
---|---|
00000 |
正常に終了しました。 |
71001 |
MCFが開始処理中のため,CBLDCMCF('TLSCN ')が受け付けられません。 |
71004 |
CBLDCMCF('TLSCN ')の処理中にメモリ不足が発生しました。 |
71005 |
通信障害が発生しました。原因については,メッセージログファイルを参照してください。 |
71006 |
内部障害が発生しました。原因については,メッセージログファイルを参照してください。 |
71007 |
指定されたコネクション名は登録されていません。 |
71008 |
指定された論理端末名称は登録されていません。 |
71009 |
CBLDCMCF('TLSCN ')が,該当する通信プロセスではサポートされていません。 |
71010 |
MCF通信プロセスにコネクションの状態取得を要求しましたが,受け付けられませんでした。原因については,メッセージログファイルを参照してください。 |
71011 |
コネクションが削除されているため,CBLDCMCF('TLSCN ')が受け付けられません。 |
71014 |
TP1/NET/NCSB,もしくはTP1/NET/X25-Extendedの論理端末名称を指定しています。または,TP1/NET/OSI-TP,もしくはTP1/NET/TCP/IPのコネクショングループ名を指定しています。 |
72028 |
データ名Aに設定した値が間違っています。 |
72052 |
データ名Kに0でない値が設定されています。 |
72053 |
データ名Lに0でない値が設定されています。 |
72058 |
データ名Cに'LE△△','CN△△',または空白以外が設定されています。 |
72059 |
データ名Dに空白でない値が設定されています。 |
72061 |
データ名Eに0未満または240以上の値が設定されています。 |
72063 |
データ名F1の先頭が空白です。 |
72065 |
データ名F2に空白でない値が設定されています。 |
72066 |
データ名Gに空白でない値が設定されています。 |
72068 |
データ名Hに空白でない値が設定されています。 |
72070 |
データ名Iに空白でない値が設定されています。 |
72072 |
データ名Jに空白でない値が設定されています。 |
72074 |
データ名F1に設定された文字列中に不正な文字があります。 |
72076 |
データ名Mに1でない値が設定されています。 |