1.2.4 stbmake(スタブのソースファイルの作成)
(1) 形式
stbmake 〔 -s〔スタブソースファイル名〕〕 定義ファイル名
(2) 機能
RPCインタフェース定義ファイルから,スタブのソースファイルを作成します。
OpenTP1のリモートプロシジャコールとXATMIインタフェースの両方を使うUAPを作成する場合は,stbmakeコマンドについて「付録A OpenTP1のリモートプロシジャコールとXATMIインタフェースのAPIを併用する場合」を参照してください。
(3) オプション
●-s スタブソースファイル名 〜〈パス名〉
作成するスタブのソースファイル名を,パス名で指定します。
フラグ引数を省略した場合は,スタブのソースファイル名は,RPCインタフェース定義ファイルのサフィックス ".def" が "_sstb.c" に置き変わった名称でカレントディレクトリに作成されます。
指定したソースファイル名がすでにある場合は,上書きされて元のファイルの内容はなくなります。
(4) コマンド引数
●定義ファイル名 〜〈パス名〉
RPCインタフェース定義ファイルの名称を,パス名で指定します。
(5) 注意事項
stbmakeコマンドで入出力できるファイル名の長さは,最大255文字です。ただし,OSの制限で255文字まで指定できないことがあります。
(6) 使用例
stbmakeコマンドの使用例を次に示します。
(例)カレントディレクトリのRPCインタフェース定義ファイル"test.def"から,スタブのソースファイルを作成する場合
- 形式1
stbmake test.def
カレントディレクトリのRPCインタフェース定義ファイル"test.def "から,スタブのソースファイル" test_sstb.c"が作成されます。
- 形式2
stbmake -s stub/test.c test.def
カレントディレクトリの下にディレクトリ"stub"が作成されて,その下にスタブのソースファイル"test.c"が作成されます。