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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編


1.2.4 stbmake(スタブのソースファイルの作成)

〈この項の構成〉

(1) 形式

stbmake 〔 -s〔スタブソースファイル名〕〕 定義ファイル名

(2) 機能

RPCインタフェース定義ファイルから,スタブのソースファイルを作成します。

OpenTP1のリモートプロシジャコールとXATMIインタフェースの両方を使うUAPを作成する場合は,stbmakeコマンドについて「付録A OpenTP1のリモートプロシジャコールとXATMIインタフェースのAPIを併用する場合」を参照してください。

(3) オプション

●-s スタブソースファイル名 〜〈パス名〉

作成するスタブのソースファイル名を,パス名で指定します。

フラグ引数を省略した場合は,スタブのソースファイル名は,RPCインタフェース定義ファイルのサフィックス ".def" が "_sstb.c" に置き変わった名称でカレントディレクトリに作成されます。

指定したソースファイル名がすでにある場合は,上書きされて元のファイルの内容はなくなります。

(4) コマンド引数

●定義ファイル名 〜〈パス名〉

RPCインタフェース定義ファイルの名称を,パス名で指定します。

(5) 注意事項

stbmakeコマンドで入出力できるファイル名の長さは,最大255文字です。ただし,OSの制限で255文字まで指定できないことがあります。

(6) 使用例

stbmakeコマンドの使用例を次に示します。

(例)カレントディレクトリのRPCインタフェース定義ファイル"test.def"から,スタブのソースファイルを作成する場合

形式1
stbmake  test.def

カレントディレクトリのRPCインタフェース定義ファイル"test.def "から,スタブのソースファイル" test_sstb.c"が作成されます。

形式2
stbmake  -s  stub/test.c  test.def

カレントディレクトリの下にディレクトリ"stub"が作成されて,その下にスタブのソースファイル"test.c"が作成されます。