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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編


dc_rpc_discard_specific_reply

〈このページの構成〉

名称

特定の処理結果の受信の拒否

形式

ANSI C,C++の形式

 #include <dcrpc.h>
 int  dc_rpc_discard_specific_reply (int des, DCLONG flags)

K&R版 C の形式

 #include <dcrpc.h>
 int  dc_rpc_discard_specific_reply (des, flags)
 int        des ;
 DCLONG     flags ;

機能

非同期応答型RPC(dc_rpc_call関数のflagsにDCRPC_NOWAITを設定)で,まだ返ってきていない特定の応答を,これ以上受信しないことを示す関数です。受信を拒否する非同期応答を特定するには,desに,非同期応答型RPCがリターンした際に返した記述子を設定します。この関数を呼び出したあとに返ってきた応答の中で,設定した記述子と同じ記述子を持つ応答は受信しないで捨てられます。

UAPで値を設定する引数

●des

非同期応答型RPCのdc_rpc_call関数(flagsにDCRPC_NOWAITを設定)が正常に終了したときに返された,記述子を設定します。

●flags

DCNOFLAGSを設定します。

リターン値

リターン値

リターン値(数値)

意味

DC_OK

0

正常に終了しました。

DCRPCER_INVALID_ARGS

-301

引数に設定した値が間違っています。

DCRPCER_PROTO

-302

dc_rpc_open関数を呼び出していません。

DCRPCER_INVALID_DES

-322

desに設定した記述子は存在しません。要因として次のことが考えられます。

  • 設定した記述子に対応する非同期応答型RPCを行っていない。

  • 非同期応答型RPCの応答がすでに受信されている,または受信が拒否されている。