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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編


dc_mcf_reply

〈このページの構成〉

名称

応答メッセージの送信

形式

形式については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。

機能

相手システムへ,論理メッセージを応答送信します。dc_mcf_reply関数は,dc_mcf_receive関数で受信したメッセージを論理端末へ応答送信する関数です。

dc_mcf_reply関数は,アプリケーションの型がans型,cont型,またはnoans型のMHPから呼び出せます。noans型のMHPから呼び出す場合は,非応答型のMHPからの問い合わせ応答をするための設定(UAP共通定義(mcfmuap)の-cオプションでnoansreplyオペランドにyesを指定)が必要です。

dc_mcf_reply関数では,セグメント単位で論理メッセージを応答送信します。受信した論理メッセージが一つのセグメントから構成される場合は,dc_mcf_reply関数を1回呼び出して応答送信します。受信した論理メッセージが複数のセグメントから構成される場合は,必要なセグメントの数だけdc_mcf_reply関数を呼び出して,一つの論理メッセージを応答送信します。

MCFで管理するアプリケーション(MHPのサービス関数)では,dc_mcf_reply関数で論理メッセージを最後まで応答送信して,MHPが正常に終了してから,MCFがメッセージを送信します。このように,dc_mcf_reply関数はMHPの処理とは非同期にメッセージを応答送信します。

送信できるメッセージの一つのセグメント長は,32キロバイトまでです。ただし,プロトコルによって,実際の最大長が小さいことがあります。詳細については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。

dc_mcf_reply関数がセグメントを応答送信するMCFの領域は,MCFで使う領域と,応答送信するメッセージのセグメントから構成されます。

引数に設定する値と関数のリターン値は,使う通信プロトコルによって異なります。詳細については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。