rtssetup
形式
rtssetup 〔-d 〕〔サーバ格納先パス〕
機能
リアルタイム統計情報サービスを実行するために必要な環境設定をします。
オプション
●-d
OpenTP1実行環境からリアルタイム統計情報サービスの実行モジュール(rtssupおよびrtsspp)および,ユーザサービス定義ファイル(RTSSUPおよびRTSSPP)を削除します。
コマンド引数
●サーバ格納先パス 〜〈パス名〉
リアルタイム統計情報サービスの管理サーバ(RTSSUPおよびRTSSPP)を格納するパスを指定します。
サーバ格納先パスの指定を省略した場合は,$DCDIR/aplibが仮定されます。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA32719-E |
コマンドの使用方法が不正です |
標準エラー出力 |
KFCA32738-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFCA32739-E |
コマンドの実行中にエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
注意事項
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次に示すどちらかの場合,rtssetupコマンドは環境設定をしません。
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サーバ格納先パスに,rtssetupコマンドが作成する実行モジュール(rtssupおよびrtsspp)と同一名称のファイルやディレクトリがある場合
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環境変数$DCCONFPATHで指定したパスに,rtssetupコマンドが作成するユーザサービス定義ファイル(RTSSUPおよびRTSSPP)と同一名称のファイルやディレクトリがある場合
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ユーザサービスデフォルト定義のuidオペランドにOpenTP1管理者以外のユーザを指定する場合,リアルタイム統計情報サービス定義のrts_log_file_nameオペランドには,uidオペランドに指定したユーザが書き込み権限を持つパスを指定してください。
リアルタイム統計情報サービスは,どのユーザIDで起動したかには関係なく,RTSログファイルの出力先に対する書き込み権限があれば正常に動作し,権限がなければKFCA32734-Wメッセージを出力してRTSログファイルへの出力機能を停止します。また,rtssetupコマンドで作成する定義ファイル(RTSSUPおよびRTSSPP)にはuidオペランド,およびgroupsオペランドを指定していません。このため,ユーザサービスデフォルト定義にuidオペランド,およびgroupsオペランドが指定されている場合は,指定されたユーザおよびグループでリアルタイム統計情報サービスを起動します。
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rtssetupコマンドが作成する実行モジュール(rtssupおよびrtsspp)およびユーザサービス定義ファイル(RTSSUPおよびRTSSPP)は,dcsetupコマンドでは削除できません。dcsetupコマンドを実行して,OpenTP1をOSから削除する前に,rtssetupコマンドで実行モジュールおよびユーザサービス定義ファイルを削除してください。
実行モジュールおよびユーザサービス定義ファイルを残してOpenTP1をOSから削除した場合,再度OpenTP1をOSに登録したあとで,rtssetupコマンドで実行モジュールおよびユーザサービス定義ファイルを削除および作成してください。