dcstatus
形式
dcstatus
機能
OpenTP1の状態を表すステータスを標準出力に表示します。
dcstatusコマンドが表示するOpenTP1の状態を次の表に示します。
|
OpenTP1の状態 |
意味 |
|---|---|
|
オフライン状態 |
OpenTP1が停止している状態です。 |
|
開始処理中状態 |
OpenTP1の起動を開始してから完了するまでの状態です。 |
|
オンライン状態 |
OpenTP1の起動が完了し,dcsvstartコマンドによるUAPの起動を受け付けられる状態です。 |
|
停止処理中状態 |
dcstopコマンドを実行してから,OpenTP1の停止が完了するまでの状態です。 |
|
PAUSE状態 |
OpenTP1がシステムダウンしたあと,KFCA00715-Eメッセージを出力して,OpenTP1の開始または再開始を中止している状態です。 |
dcstatusコマンドの実行結果ごとのOpenTP1の運用例については,「2.1.5 状態確認」を参照してください。
OpenTP1の状態は,標準出力に表示されたステータスまたはコマンドのリターン値のどちらかで確認してください。
なお,dcstatusコマンドを実行する際,環境変数DCDIRおよびDCCONFPATHには,OpenTP1の状態を確認したい環境に設定した値と同じ値を設定してください。
出力形式
status:aa....aa DCDIR :bb....bb
-
aa....aa:ステータス
OpenTP1の状態を表すステータスを標準出力に表示します。各ステータスはコマンド実行時のOpenTP1の状態を指します。
-
OFFLINE:OpenTP1はオフライン状態です。
-
STARTING:OpenTP1は開始処理中状態です。
-
ONLINE:OpenTP1はオンライン状態です。
-
STOPPING:OpenTP1は停止処理中状態です。
-
PAUSE:OpenTP1はPAUSE状態です。
-
UNKNOWN:OpenTP1の状態を取得できませんでした。再度dcstatusコマンドを実行してください。
-
-
bb....bb:OpenTP1ホームディレクトリ
dcstatusコマンドで状態を表示したOpenTP1ホームディレクトリを標準出力に表示します。
リターン値
各ステータスに該当するリターン値を返します。
例えば,シェルと組み合わせることでコマンドのリターン値からステータスを判定できます。
|
リターン値 |
ステータス |
|---|---|
|
0 |
OFFLINE |
|
1 |
ONLINE |
|
2 |
STOPPING |
|
3 |
STARTING |
|
4 |
PAUSE |
|
98 |
ステータスを表示しないで,出力メッセージに示したエラーメッセージを表示します。 |
|
99 |
UNKNOWN |
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFCA01860-E |
dcstatusコマンドの入力形式が正しくありません |
標準エラー出力 |
|
KFCA01861-E |
コマンド処理中にエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
注意事項
-
dcstatusコマンドは,-hオプションを指定できません。