prctctrl
名称
prcteeプロセスの停止と再開始
形式
prctctrl {-e | -s}〔-i 確認間隔〕 〔-c 確認回数〕
機能
prcteeプロセスの停止や停止後の再開始を行います。prcteeプロセスは,OpenTP1の標準出力,標準エラー出力のリダイレクトを行う常駐プロセスです。$DCDIR/bin/prcoutに定義しているオプションで起動します。
prcteeプロセスを停止したり,再開始したりする場合,-iオプションに指定した確認間隔で,-cオプションに指定した回数だけ,prcteeプロセスが停止または再開始したかどうかを確認します。指定どおりに確認しても停止,または再開始が確認できなかった場合は,KFCA00773-Eメッセージ(要因:TIME_OUT)を出力し,確認を終了します。
prcteeプロセスについては,13章の「prctee」を参照してください。
オプション
●-e
prcteeプロセスを停止します。
●-s
prcteeプロセスを再開始します。
●-i 確認間隔 〜〈符号なし整数〉((1〜60))《1》(単位:秒)
prcteeプロセスが停止,または再開始したかどうかを確認する間隔を指定します。
●-c 確認回数 〜〈符号なし整数〉((1〜60))《10》
prcteeプロセスが停止,または再開始したかどうかを確認する回数を指定します。
注意事項
-
このコマンドはスーパユーザで実行してください。なお,実行時には環境変数DCDIR,環境変数DCCONFPATHを設定してください。
-
このコマンドでprcteeプロセスが出力するOpenTP1の標準出力,および標準エラー出力のファイル出力先を変更できます。詳細については,「3.5 標準出力ファイルに関する運用」を参照してください。
-
オンライン中でも,このコマンドを実行するとprcteeプロセスを停止できますが,停止中に出力したメッセージはなくなります。したがって,このコマンドは,メッセージが頻繁に出力されないタイミングを選んで実行してください。
-
このコマンドでprcteeプロセスを停止させたあとに,次に示す操作のどれかを実行すると,prcteeプロセスは再開始されます。
-
OpenTP1の開始
-
OpenTP1の停止
-
dcsetupコマンド
-
dcresetコマンド
-
-
dcsetupコマンドに-dオプションを指定して実行(-nオプションを指定,または問合せにnを指定)したあとの環境で,このコマンドに-sオプションを指定して実行した場合,確認間隔×確認回数経過後にKFCA00773-Eメッセージ(要因:TIME_OUT)を出力してエラーとなります。