namndopt
形式
namndopt {-d|-p{high|low}ノード名〔:ポート番号〕|-l}
機能
ノード自動追加機能使用時に,指定したノードのオプション情報(ノードの優先度)を変更します。
オプション
●-d
コマンド引数に指定したノードのオプション情報をすべてデフォルト値に設定します。
●-p {high|low}
コマンド引数に指定したノードの優先度を指定します。
high:コマンド引数に指定したノードを優先選択ノードに設定します。
low:コマンド引数に指定したノードを優先選択ノードから除外します。
●-l
ノードリストの内容(ノードリスト情報,およびノードのオプション情報)を標準出力に出力します。
コマンド引数
●ノード名 〜〈1〜255文字の識別子〉
オプション情報を変更するノード名を指定します。
●ポート番号 〜〈符号なし整数〉((5001〜65535))
オプション情報を変更するノードのポート番号を指定します。ポート番号を省略した場合,システム共通定義のname_portオペランドの指定値が仮定されます。
出力形式
-
1:登録ノード数分繰り返し出力されます。
-
2:登録ノードリスト数分繰り返し出力されます。
-
3:ノードリストの状態を示します。
-
4:オプションノード数分繰り返します。
-
5:ノードリストオプションの状態を示します。
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aaaa:最大ノード数
-
bb:最大ノードリスト数
-
cc:登録ノードリスト数
-
dd:ノードリスト通番
-
eeee:登録ノード数
-
fff.fff.fff.fff:ノードアドレス(IPアドレス)
先頭行は,システム共通定義のmy_hostオペランドの指定値(省略時はhostnameコマンドが返すホスト名を名前解決した結果)※を出力します。2行目以降は,次のIPアドレスを出力します。
- マネジャノードで実行した場合
-
ノードリストに登録されているノード
- エージェントノードで実行した場合
-
・2行目はマネジャノード(システム共通定義のname_manager_nodeオペランドに指定したノード,またはnammstrコマンドでマネジャに昇格したノード)
・3行目以降は,ノードリストに登録されているノード
- 注※
-
コンテナ内ではPodに割り当てられたIPアドレスを出力します。このIPアドレスはOpenTP1システム内の通信には使用しません。OpenTP1システム内の通信に使用するIPアドレスについては,システム共通定義のipc_response_hostオペランドの説明を参照してください。
-
ggggg:ポート番号
-
h:動作モード
-
M…マネジャノード
-
A…エージェントノード
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N…ノーマルノード
-
*…システム共通定義のname_manager_nodeオペランドに指定されたノードをマネジャノードと認識していない
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iiii:ノードID
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jjjjj:RPC抑止リスト
-
INACT…登録
-
ACT…未登録
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-
k:優先度
-
H…High
-
-…Low
-
-
llll:オプションノード数
-
mmm.mmm.mmm.mmm:ノードアドレス(IPアドレス)
優先選択ノードとして動作しているノードのIPアドレスを出力します。
-
nnnnn:ポート番号
-
o:優先度情報
-
H…High
-
-…Low
-
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA00611-E |
コマンド引数の指定が誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA00620-E |
namndoptコマンド実行中にエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA33601-E |
ノード自動追加機能を使用していないノードでコマンド(namndopt)は実行できません |
標準エラー出力 |
KFCA33612-E |
ノードリストファイルへのアクセスでエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA33618-W |
ノードリストファイルが他プロセスで使用中です |
標準エラー出力 |
KFCA33619-E |
ネームサービス起動中のため,(namndopt)コマンドが受け付けられません |
標準エラー出力 |
KFCA33620-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 標準エラー出力 |
KFCA33621-E |
オプション指定可能なノード数の上限値(512)に達したため,オプションを指定できません |
標準エラー出力 |
KFCA33625-E |
指定したノードにはオプションが設定されていません |
標準エラー出力 |