jnlinit
形式
jnlinit -j jnl|cpd|srf -f 物理ファイル名 -n OpenTP1レコード数
機能
OpenTP1ファイルシステム下にジャーナル関係のファイルを作成し,オンラインで使用できるように初期設定します。
オプション
●-j jnl|cpd|srf
初期設定するジャーナル関係のファイルを指定します。
jnl:システムジャーナルファイル,またはアーカイブジャーナルファイル
cpd:チェックポイントダンプファイル
srf:OpenTP1ファイルで作成するサーバリカバリジャーナルファイル
●-f 物理ファイル名 〜〈パス名〉
初期設定する物理ファイル名を完全パス名で指定します。
-jオプションでjnlを指定したシステムジャーナルファイルの場合,システムジャーナルサービス定義の定義コマンドjnladdpfの物理ファイル名に指定した名称と同じ名称を指定してください。
-jオプションでjnlを指定したアーカイブジャーナルファイルの場合,アーカイブジャーナルサービス定義の定義コマンドjnladdpfの物理ファイル名に指定した名称と同じ名称を指定してください。
-jオプションでcpd,またはsrfを指定した場合,チェックポイントダンプサービス定義の定義コマンドjnladdpfの物理ファイル名に指定した名称と同じ名称を指定してください。
すでにある物理ファイルを指定するとエラーになります。
●-n OpenTP1レコード数 〜〈符号なし整数〉((12〜524287))
初期設定するOpenTP1ファイルのレコード数を指定します。
なお,ここでいうレコードとは,ジャーナルサービスが管理するOpenTP1ファイルシステム上の4096バイトの領域のことです。
-jオプションでjnlを指定する場合は,-nオプションには次に示す値以上を指定してください。
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システムジャーナルファイルのとき:
↑((システムサービス定義のjnl_max_datasize値)+336)/ 4096↑+12
↑↑:小数点以下を切り上げます。
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アーカイブジャーナルファイルのとき:260
注意事項
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jnlinitコマンド実行時,次に示す環境変数にOpenTP1ディレクトリの環境変数と同じものが設定されていないと,コマンドエラー時にメッセージが出力されません。
DCDIR
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キャラクタ型スペシャルファイル上にOpenTP1ファイルシステムを作成した場合,ジャーナル関係のファイルを作成するハードディスクのパーティションは,セクタ長の整数倍が4096となるものでなければなりません。
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jnlinitコマンドで初期設定したファイルのレコード数のうち,情報の取得に使用できるレコード数は,-nオプションで指定したレコード数-4レコードとなります。これは,OpenTP1が情報の取得に使用できるレコード数(-nオプションの値)から管理レコード部分(3レコード)を除いて初期化するためです。