dcsvstop
形式
dcsvstop [-f[-d]] ユーザサーバ名[ ユーザサーバ名]…
機能
サーバを終了します。
dcsvstopコマンドは,アーカイブジャーナルノードでは使用できません。
オプション
●-d
ユーザサーバを強制停止したときに,ユーザサーバのコアファイルを取得します。dcsvstartコマンド,またはdcsvstopコマンドが終了しないときにトラブルシュート情報としてコアファイルを取得するために指定します。
このオプションは,-fオプションと一緒に指定してください。
●-f
指定したユーザサーバを強制停止します。
このオプションの指定を省略すると,OpenTP1は該当するサーバを正常終了します。
コマンド引数
●ユーザサーバ名 〜〈1〜8文字の識別子〉
終了するユーザサーバの名称を指定します。一つのdcsvstopコマンドで指定できるユーザサーバ名の最大数は50です。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA01801-E |
環境変数DCDIRが未設定です |
標準エラー出力 |
KFCA01821-E |
OpenTP1を続行できません |
メッセージログファイル |
KFCA01842-I |
サーバは終了中です |
メッセージログファイル |
KFCA01843-I |
サーバは停止しています |
メッセージログファイル |
KFCA01844-E |
サーバの終了処理に失敗しました |
メッセージログファイル, 標準エラー出力 |
KFCA01849-W |
サーバの終了を待ち合わせます |
メッセージログファイル, 標準出力 |
KFCA01860-E |
dcsvstopコマンドの入力形式が正しくありません |
標準エラー出力 |
KFCA01861-E |
dcsvstopコマンドの処理に失敗しました |
メッセージログファイル, 標準エラー出力 |
KFCA01862-E |
サーバ名を入力してください |
メッセージログファイル, 標準エラー出力 |
KFCA01863-E |
dcsvstopコマンドを実行できません |
メッセージログファイル, 標準エラー出力 |
KFCA01866-E |
サーバ重複エラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA01867-E |
共用メモリを確保できません |
標準エラー出力 |
KFCA01868-E |
サーバ名が正しくありません |
標準エラー出力 |
KFCA01869-E |
dcsvstopコマンドは受け付けられません |
標準エラー出力 |
注意事項
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dcsvstopコマンドが終了しない場合,dcsvstop -dfコマンドでUAPを強制停止し,コアファイルを取得すると,要因を調査できます。強制停止するとdcsvstopコマンドはトラブルシュート情報をコアファイルに出力して終了します。dcsvstopコマンドの異常終了によって,OpenTP1が異常終了することはありません。ただし,次の場合はOpenTP1が異常終了することがあります。
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dcsvstop -dfコマンドに指定したユーザサーバに対して,ユーザサービス定義でcritical=Yを指定している場合。
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dcsvstopコマンドをOSコマンドで強制停止させた場合。
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MHPに対してdcsvstopコマンドを実行する場合,入力キューへのメッセージ滞留状態によってMHPが終了しないことがあります。この場合は,dcsvstopコマンドを実行してMHPを終了したあとのメッセージ処理運用を考慮して,MCFを閉塞(mcftdctsgコマンドおよびmcfthldiqコマンド)するかどうかを判断してください。