jnladdpf
形式
{{jnladdpf -g ファイルグループ名 〔-e 要素ファイル名〕 -a 物理ファイル名 〔-b 物理ファイル名〕}}
機能
システムジャーナルファイルのファイルグループを構成する物理ファイルを定義します。
jnladdpf定義コマンドは,ファイルグループに対して最低1個,最大8個指定できます。
なお,物理ファイル名は,OpenTP1システム内で一意でなければなりません。
オプション
●-g システムジャーナルファイルのファイルグループ名
〜〈1〜8文字の識別子〉
システムジャーナルファイルのファイルグループ名を指定します。
ここで指定するファイルグループ名は,あらかじめjnladdfg定義コマンドで定義しておきます。なお,このオプションの指定値を変更した場合は,システムジャーナルファイルの初期化が必要です。
●-e 要素ファイル名
〜〈1〜8文字の識別子〉
ファイルグループを構成する要素ファイル名を指定します。
要素ファイル名はシステムジャーナルサービス定義内で一意でなければなりません。
並列アクセス化(jnl_max_file_dispersionオペランドに2以上を指定)をする場合は,必ずこのオプションを指定してください。並列アクセス化をしない場合は,指定する必要はありません。
並列アクセス化をする場合に-eオプションを省略すると,定義解析でエラーになります。一つのファイルグループに指定する要素ファイル数は次の範囲で指定してください。
jnl_max_file_dispersionオペランドの指定値≧要素ファイル数≧jnl_min_file_dispersionオペランドの指定値
ここで指定する要素ファイル数がjnl_max_file_dispersionオペランドの指定値を超えた場合,超えた分はオンラインでは使用されません。また,ここで指定する要素ファイル数がjnl_min_file_dispersionオペランドの指定値に満たない場合,そのファイルグループは使用できません。
●-a 物理ファイル名
〜〈パス名〉
このファイルグループを構成する物理ファイル名を絶対パス名で指定します。ただし,環境変数は使用できません。
この物理ファイルはジャーナル関係のファイル用として作成したOpenTP1ファイルを使用します。
set形式のjnl_dualオペランドでファイルの二重化を指定した場合は,ここにA系ファイルの物理ファイル名を指定してください。
二重化を指定しても-aの物理ファイル名しか指定しない場合は,コマンド全体が無視されます。
●-b 物理ファイル名
〜〈パス名〉
set形式のjnl_dualオペランドでファイルの二重化を指定した場合に,B系ファイルの物理ファイル名を絶対パス名で指定します。ただし,環境変数は使用できません。この物理ファイルはジャーナル関係のファイル用として作成したOpenTP1ファイルを使用します。
二重化の指定をしていない場合に-aおよび-bの物理ファイル名を指定すると,-bの方が無効となります。また,二重化する場合もしない場合も,-bの物理ファイル名だけを指定すると,コマンド全体が無視されます。
注意事項
システム共通定義のjnl_fileless_optionオペランドにYを指定している場合,jnladdpf定義コマンドは省略できます。