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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


mcftpsvr

〈このページの構成〉

名称

アプリケーション起動環境定義の開始

形式

mcftpsvr  -c  内部通信路名
        〔-o  "reruntm=yes|no"〕

機能

アプリケーションプログラムの起動に関する環境を定義します。

オプション

●-c 内部通信路名

 〜〈1〜8文字の識別子〉

アプリケーション起動プロセスで使用する内部通信路名を指定します。

内部通信路とは,同一ノード内のアプリケーション間でメッセージを受け渡すための,仮想的な通信路のことです。

ほかのアプリケーション起動プロセスで使用する内部通信路名と重複しないように指定してください。重複している場合は,プロセスが異常終了します。

●-o

(オペランド)

reruntm=yes|no 〜《no》

リラン時のタイマ起動を引き継ぐかどうかを指定します。

タイムアウトが発生する前(指定した時間が過ぎる前)のタイマ起動要求が残った状態でOpenTP1のリランが発生した場合,タイマ起動要求を引き継ぐかどうかを指定してください。

タイムアウトが発生したあとのタイマ起動要求の場合,このオプション指定に該当しません。タイムアウトが発生したあとのタイマ起動要求は,このオプションの指定に関係なく引き継がれます。

yes

リラン時のタイマ起動を引き継ぎます。また,アプリケーション起動サービスのメイン関数でタイマ起動引き継ぎ決定UOCを組み込んだ場合,yesを指定してください。

なお,引き継ぎ対象となるのは,次の条件を満たしているアプリケーションです。

  • アプリケーション属性定義(mcfaalcap -g quekind)でdiskを指定している

  • 内部通信路(mcfaalcap -n cname),または内部通信路上の論理端末(mcfaalcap -n lname)に対応するアプリケーション起動用論理端末定義(mcftalcle -k quekind)でdiskを指定している

no

リラン時のタイマ起動を引き継ぎません。すべてのタイマ起動を破棄します。

アプリケーション起動サービスのメイン関数で,タイマ起動引き継ぎ決定UOCを組み込んでも,noを指定した場合は,タイマ起動引き継ぎ決定UOCをコールしません。